実は意外と料理しています。過去にブログで言及したかは分かりませんが、特にコロナになってからはよほど仕事遅くならない限りは自炊しています。
節約のためというわけでもなく、気分転換だったりとか自分の好きな味・量に調整しやすいということもあり、学生のころからの癖ですね。
良く「節約のため」に自炊する人がいますが、なんだかんだ1人前を作るのにはコストがかかります。せっかく買ってきた調味料もなかなか使い切れず、賞味期限切れで捨ててしまうことも多いです。(今は管理するのに大分慣れましたが)
下手に自炊するより、吉野家やすき屋に食べ行った方が、コストも時間も節約できるので良いかと思います。また、どうしても自炊だと作り過ぎてしまい、1人前がかなりのボリュームになってしまうので、元からちゃんと「1人前」と決められている外食の方が、いろいろ自制が効くのではないかと思うところです。
今でも勉強の場所を探してカフェは行くのですが、昔はサイゼリヤやガスとと言ったファミレスに、夕飯がてら勉強しにいっていました。夕飯食べて、ドリンクバーセットで5時間!とざらに勉強していましたね。
それは20代前半の若いころの話で、やはりアラサーのおじさんがファミレスにドリンクバー片手に居座るも申し訳ないですし、コロナもあって大分閉店時間が早くなったこともあり、最近は家半分・カフェ半分という配分になってきました。
CFAになってからは参考書の分量も多く、ブログもそうですがPCを持ち歩かなければいけなくなったのもあり、なんだかんだ家での時間が必要になっています。特に追い込み時期は、移動時間がお勿体ないのはもちろん、家じゅうの参考書を参照しまくるので、ほぼ家に引きこもっていました。
話は反れるのですが、学生時代と異なり、社会人になって勉強することへの一番のハードルが
勉強時間を確保すること。
以前の記事でも書きましたが、アクチュアリー試験で言えば、圧倒的に東大・京大に合格する方が難しいのに、なかなか受からない人(その末に諦めてしまう人)がいます。
もちろん「東大・京大の人が受かりづらい」という日本語ではなく、早慶になればもっと受からない人を見てきたのですが、圧倒的に大学受験と比較すると暗記量・数学的難易度はアクチュアリー試験のほうが易しいのに、「なぜ」と思うところです。
念のため前提条件を説明しておくと、私の趣味で受けているCFAのように受かるも落ちるにも何の義務もなくビジネス経験とお勉強を天秤にかけているのならば良いのですが、アクチュアリー試験の場合、「アクチュアリー採用としての義務」として勉強しているので
受からなくても他の道で挽回する
という発想はありません。「営業します!」と言っ営業職で入社したように「アクチュアリー試験に受かります!」と言ってアクチュアリー採用の門を叩いているので、アクチュアリー試験に受からないことは、前者で言う入社した後に「実は営業できません」というのと同義です。
話を聞いてみると、やはり
時間が取れない。
とのこと。
仕事が忙しく、帰りが遅い・休日出社が多いというように物理的に時間が取れないということもあれば、友達に飲みに誘われる・どうしてもマンガを読んでしまうといった、精神的(モチベーション的)な理由もあります。特に高学歴なのにアクチュアリー試験に受からないという人は「学生時代は徹底的に塾や親に時間を管理されていた」という場合が多いです。
逆に管理されただけで大学受験を勝ち上がってきたのはすごいと思います。というわけで、社会人になって勉強時間を確保する(精神的な意味も含めて)というのは、意外と難しいことだと思います。
前置きが長くなりましたが、私の場合、その時間の確保に料理が一役買っているという話です。
料理もなんでもかんでも作るというわけではなくて、基本叉焼といった煮物系やパンを作ることが多いです。理由としては、なんだかんだ平日も家で食べるのでその”おかず”になったり朝軽くつまんでいけるようにということもあるのですが、
待っている時間が長い。
というのが特徴です。下ごしらえの時間は短いのですが、そのあと放っておく時間が結構あるものがレパートリーに多いですね。揚げ物はもちろん、忙しく面倒を見なくてはいけないのはほとんど作りません。
煮物で言えばカットして味付けをしてしまえば、2時間弱はコトコト煮込まなければいけませんし、パンの場合も生地を捏ねるのはホームベーカリーを使うので2時間はほったらかしです。
この空白の時間、つまり火を使っていたり、パンの場合は一定時間を過ぎると過発酵で美味しくなくなってしまうため、外出するにも昼寝するにも、どうにも活用できない時間、この時間を勉強に使うのです。
もちろん映画を見るにも地味に足りないですし、マンガだと長すぎる(かなりこじつけですが。笑)という絶妙な時間を
「しょうがない。勉強するしかないか。」
というマインドに無理やり持っていきます。
これならば仕事で疲れていても、どこかへ遊び行きたくても(自分はコロナを経てこの気持ちが大分なくなってしまったのですが)、ご飯もできるし勉強もでるし一石二鳥!となんとなく充実した休日を過ごした気になり、前向きな気持ちでサザエさんを見ることができます。
サザエさん症候群(サザエさんしょうこうぐん)とは、日曜日の夕方から深夜、「翌日(月曜日)からまた通学や仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になることの、日本における俗称である
wikipediaより
ちなみに自分の場合は煮物にカレーも入っておりまして、とうとうここ数年でスパイスからカレーを作るようになってしました。
理系だからなんですかね。パンも小麦粉、バター、イーストと材料は単純ですが、カレーもスパイス、玉ねぎ、にんにくがあれば最低限”何か”はできます。しかし、配分や時間、もちろん入れる具材で形も味も全く変わってくるため、毎回配分や時間等をメモするようになってしまいました。パンに関しては小麦粉の品種・産地を悩んで買っています。
街中で小麦粉の種類が多そうなお店や、アジア系調味料を置いているお店を見つけると、どうしても立ち寄ってしまいます。最近は、やはりパンを作るときにホームベーカリー(機械による捏ね)だと捏ねが足りないという話を聞いて、「手捏ね」にすべきか悩んでいます。
そうすると「勉強時間を確保する」というそもそもの目的を否定することになるので、しばらくはホームベーカリーを信用したいと思います。