アクチュアリー試験に効率的に合格する方法。

アクチュアリー
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気づけばアクチュアリー試験まであと1ヶ月を切りました。今年は12月9日から11日までの3日間行われるようです。

場所は五反田のTOCビル。JR五反田駅から徒歩10分くらい歩いた気がします。その昔は早稲田大学が試験会場だったときもあったそうです。

TOC Wikipediaより

実は私はアクチュアリー試験の1次試験は突破しています。1次試験の科目を全て合格して、もう何年も経ちましたが。前回は私の知っている限りのアクチュアリーの業務について書きましたが、今日はアクチュアリー試験について書きたいと思います。

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1次試験の科目合格の推移

アクチュアリー試験の1次試験は全部で5科目あります。

・数学
・生保数理
・会計経済投資理論
・年金数理
・損保数理

私は1次試験に3年かかりました。初年度は試しに数学だけ受けて合格。2年目は3科目合格を目指すも、大失敗しましたが生保数理のみ合格。

ここでいろいろ考えを変えます。その内容は後述。3年目は残りの3科目合格(損保数理・年金数理・KKT)して、無事1次試験終了。

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使った参考書や勉強時間

ふと去年の合格率を見てみると、そんなに私が受験していたころ(実際にそんなに昔ではないのですが。)と変わっていないように感じます。

数学 13.0%
生保数理 12.8%
KKT 14.1%
年金数理 35.2%
損保数理 23.5%

アクチュアリー・ゼミナール 2018年度の合格率

このブログではCIIA(国際公認投資アナリスト)の受験の記録を書いていて、勉強時間や使った参考書をタイムリーに記録に残していましたが、アクチュアリーは記憶ベースですいません。

アクチュアリーの勉強時間は、イメージ1科目100~200時間(文系・理系出身等基礎知識によります)、3か月くらいのイメージでしょうか。あくまで1次試験に限ります。

過去問10年分3周やるというのがセオリーと言われていました。ちなみに、2次試験は全く分野が違うのと、圧倒的な暗記量になるので5倍くらいかな。笑

参考書は、公式の教科書を基本使っていました。数学は昔からいろいろな問題集がありましたが、ここ2~3年で生保数理や損保数理は充実した気がします。

損保数理で有名なのはこれ↓とか。

年金数理なんかは教科書以外むしろ参考書があるんでしょうか?くらいマニアックな分野です。

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私が考える効率的に試験に受かる方法

さて、ここからはコツというか効率的にアクチュアリー試験に受かる方法をご紹介したいと思います。

この内容は、私が受験2年目に”3科目受かる気まんまん”で受験したのにもかかわらず、惨敗(奇跡的に生保数理だけ合格)し、意気消沈していたときにいろんな方からアドバイスを頂いたものをまとめたものです。

当たり前の内容だったり、すでに他のブログ等で紹介されていたりする内容かもしれないので、あまり期待しないでください。

アクチュアリー試験はしょせん試験

私は受験初年度に、数学に受かったことで思い上がっていました。そして2年目に突入したときにこう思ってしまいます。

絶対合格しよう。しかしケアレスミスが心配だ。そうだ、満点取ればどうケアレスミスしても受かる。

私は満点を目指すべく、教科書をまずしっかりやりました。過去問も10年分3周しました。

そして意気揚々と挑んだ試験当日。

数問目でいままで解いたことにない問題に遭遇、そしてその問題を解かなければ!と時間を使う、そしてタイムオーバー。

既にお気づきの方はいるかと思いますが、アクチュアリー試験の合格点は60点です。満点取る必要ないのです。分からないところはさっさと飛ばして、点数を60点分稼げばよいのです。

年にもよりますが、アクチュアリー試験は概ね20%程度の合格率で推移しています。これは何か特別な才能がなければ受からないという数字ではありません。

正直、アクチュアリー試験の問題を俯瞰すると。過去問から同じような問題は8割くらい出ており、出たことない問題は教科書の例題から数問でる程度です。

ですので、過去問が一通り終わったら、教科書の例題を一字一句暗記しましょう。

受験科目の順番・組み合わせ

一つ目は少し精神論的な話になってしまいました。ここからはテクニック的な話をしていきたいと思います。

良く言われるのは受験する順番・同時受験の場合の科目の選択の仕方です。個人的に受かりやすい順番は、上から以下のとおりです。

数学 13.0%
生保数理 12.8%
KKT 14.1%
年金数理 35.2%
損保数理 23.5%

数学は、損保数理ではもちろん、生保・年金・KKTでも基礎となる分野なので一番最初に手を付けておいたほうがよいです。数学は計算量が多いので、体力のある若いうちに取っておいてほうが無難です。笑

あとは、数学と損保生保と年金が考え方が似ているので、セットで勉強したほうが効率が良いです。

あとは合格率の変動具合ですね。数学・生保数理・KKTは比較的安定しています。生保数理とKKTはほぼ暗記科目ですから、難しくしようがないと言われています。

生保なんかは400年前からの理論なんで、いまさら新しい発想なんてない!と言う人もいました。笑

年金は一時60%の合格率をたたき出したときもありましたし、損保も10%の合格率のときもあれば40%近くのときもあったりとなかなか難易度が読めないです。

ちなみに、この「受かり易い順位」は、個人的に「一次試験を突破できなかった人が残した科目」の逆でもあります。

結構センスを問われそうな数学ですが、意外と数学に合格している人が多いです。一方で、問題文に癖のある年金数理や、数学に一癖加えた損保数理が残ってしまう人が多いですね。

電卓は2個使え

これは個人的なアドバイスです。電卓は2個持ち込みましょう。

壊れたときのスペアでもありますが、メモリーを複数使えるので、わざわざ計算途中をメモする必要がありません。

生保数理や年金数理はひたすら公式に数字を当てはめていくのが仕事ですから、電卓2台のメモリーをフル活用です。

一番受かりやすい科目は年金数理(だと思う)

最後は個別科目で一言伝えておきたい内容です。それは年金数理。

上記でも少し触れましたが、問題文に癖があります。こんな年齢の集団がいて、こんな条件で推移していって、それでこんな状態を維持して・・・と、問題文が長い。

逆に言うと、この長い問題文を理解できれば大した計算もいらず解くことができます。

年金数理を実際に業務をするのは信託銀行の人(一部団体年金として生保で扱う場合もある)ですが、合格率40%近いときは信託銀行の人で

まじで無勉で受かった。笑

という人を何人か聞いたことがあります。

世に出ている書籍も、教科書の他、2冊程度しかありませんし、基本は生命保険の派生形(こんなこと言ったら怒られますが)ですので、計算量を増やすか、問題文を複雑にするかしか難易度を上げられないんですよ。たぶん。

なので、もし多少余裕があるのだったら、年金数理の過去問を5年分ほど手を付けておくことをお勧めします。もしかしたら、あなたに読解力のセンスがあって、思いがけず点数が取れてしまうかもしれません。

また、信託銀行のアクチュアリーの知り合いがいたら、意味の分からなかった問題文の内容を聞いてみてください。

きっと、「これはこれを意図していて、これはこうゆう結果を想定しているんだよ」と、問題文の訳のわからなかったところをひも解いてくれます。

私がなるほどなぁ~と思ったアドバイスは

生保数理は個人(一人)で収支相当するように保険料を計算していて、年金数理は集団で収支相当するように保険料を計算している。

某年金アクチュアリーより

でした。

残り1ヶ月となり、ラストスパートかと思いますが、体調には気を付けて頑張ってください。

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