CFA勉強状況報告だけどアクチュアリーの自虐になってしまった。

CFA

CFA level2の勉強をこつこつ頑張っていますが

なかなか進んでいません。

要因としては、正直なところモチベーションの低下です。

「合格したい!」という気持ちは変わらないのですが、モチベーションが低下した要因が2つあって、それは①仕事の環境変化と②level3への恐怖です。

①の仕事の環境変化は、簡潔に言うと、「新年度になっていろいろ勝手が変わった」ということに尽きます。仕事の内容はさほど変わらないのですが、意思決定ライン(上司)というか、人事異動もあって周りの人間も大きく変わりました。よそ者の自分(仕事の内容は古参になりつつあるのですが会社としては新参者)としては、仕事の内容は教える立場である一方で、波風立てないように取り合えず最大限の気を使って日々過ごしています。

CFAはもちろん、アクチュアリーなぞ存在すら知らない人が多い(まぁ99%は知らないだろう)中で、あまり自分から発信しないようにしているのですが、「あいつアクチュアリーっていう怪しい資格を持っているらしい」ということがなんとなく知られつつあり、普通以上に怪しまれないように過ごしております。

なぜあまり知られないようにしたり、気を使ったりしているのかというと、まだ税理士とか米国会計士という日本語のならば、「税金詳しいんだ。」「米国の会計基準詳しいんだ。」と消化できるところはあるのでしょうが

アクチュアリー

です。

カタカナですよ。日本の99.9%はアクチュアリーという言葉の並びは「ラブ・アクチュアリー」以外で見たことないんじゃないんでしょうか。ラブ・アクチュアリー自体、もう2003年公開の映画と、大分古い部類の映画になってしまいましたが。

少し興味をもっていただいて、ネットで検索いただくと、あら大変

保険数理士

です。

ここ保険会社じゃないよ?

と誰もが思うわけです。

どうしてもアクチュアリーという言葉が出るとネガティブ思考に走りがちです。「だったらアクチュアリー登録抹消すれば。」という話になりますが、アクチュアリー勉強がが第2の青春と言っていいほど、時間を含む多くの犠牲を払ってきてしまったので、さすがにそれには躊躇してしまうところが、自分は「普通の人である」ということを証明しています。泣

別に隠している訳じゃないですが、やはりここは日本。意味が分からないものには近づきたくないという気持ちが強いですし、それが業務の先輩としてマウントを取ってこようとしているわけですから、一般人からすると畏怖の対象でしかありません。

と、勝手に思っているだけなのですが、念には念をと、4月以降は昨年度の2倍ほど気を使って生きています。そうするとどうでしょう。

体力が凄まじく削られる。

業務時間はさほど変わらないのですが、夕方になると目まいがしてくる。おそらく眠気のせいなのでしょうか。「目を瞑れば5秒で寝れる」という自信が湧き出てくるくらいです。

加えて、仕事帰りのジムに行く体力もなくなりました。そうすると、巡り巡って腰痛や肩こりが再発してしまいました。結果として、土日は体力回復で精一杯のルーティーンに陥ってしまいました。

勉強はまず机に座るところから

と言われるように、姿勢というか習慣を忘れてしまっては終わりですので、1時間でもいいから時間を見つけて、ファイナンス英語や参考書と向き合うようにしています。一方で、1年前は平日も勉強していまして、土日も最低5~6時間と勉強していた時期もあったので、状況は違うのは理解しているのですが、どうしても比較してしまい、「1時間≒0じゃないか」と逆にどんどん卑屈になっていく日々です。

大学受験やアクチュアリーを含め、試験勉強の経験はそれなりに積んできたつもりですが、なかなか心の整理というのかマインドコントロールは難しいものですね。

こういったようにlevel2を、まだ入り口の時点でもがき苦しんでいるのですが、ふとその先を見渡すと鎮座しているのが

Level3

です。

「まずはお前はlevel2だろ。」ということは重々承知ですが、やはりちらちら見えてしまう本当のゴール。先を見据え、SNSで情報収集させていただいているのですが、level1・level2を難なくクリアされている方々が苦戦しているのがlevel3です。もちろん合格率やエッセイと言ったlevel3の特徴は警戒すべきところですが、個人的に一番やっかいだと考えている点は「練習問題と本番との出来具合の誤差が大きい」という点です。

エッセイ部分で「模試でかなり準備した。」「本番でできた。」と言っている方々が、結構な確率で失敗しているのを見ると、恐怖でしかありません。level1・level2は比較的、「この人受かりそうだな」という勉強量・発言をしている人は受かっているのですが、level3はそれが当てはまりませんでした。

「誤差が大きい」ということは「練習の精錬具合を定量化できない」ということです。誤差の要因として知識力or英語力に分けることができますが、総じて、どこまで練習すればいいのか終わりが見えないということです。時間は有限ですし、通常の選択問題の範囲も膨大ですから、いつかはエッセイを「これぐらいでいいだろ。」と区切りを付けなければいけなくなります。

このとき、ある程度感触があるのか、はたまたほぼ諦めムードで区切りをつけるのかでは、かなり本番までモチベーションにも影響が出てきます。(そもそもこの「感触がある」「諦めムード」という主観ですら、信頼度が低い。)

このブログでも、アクチュアリーやCIIA、CFA(level1)を通じて散々言っていますが、日々の積み重ねはもちろん

本番前の追い込み

が、最後の最後に合格点付近の1~2点を獲得するために、とても重要と考えています。自分の場合は、体力的なことや集中力の持続性を踏まえて2週間(土日のセット2回)が「ラストスパート」です。level1のときは睡眠時間3~4時間で過ごしました。

ぶっちゃけ、アクチュアリーのときですらここまで睡眠時間を削らなかったのですが、やはりCFAは試験代が高いので「絶対受かりたい」という気持ちが強く出てしまいました。笑

level2でもまた寿命削るような生活するのにlevel3もあるのか、と「あと山を二つ超えるのか」という圧力に負けそうになります。特に2つ目の山は、最後まで”高さが分からない”という不安要素が追加されます。

正直CFA受かったところで、今の会社で収入が上がることはないことはもちろん、転職でもほぼ有利になることはないでしょう。おそらく、CFA取得による収入増分(転職含む)の生涯現価と、このCFAに費やした時間と体力をUBER EATSに使って稼いだ金額のほうが大きいかも知れません。

職場の人にも「なんで勉強するの?」とよく言われますが、返す返事は決まって

ボケ防止ですね。

です。これは半分”意識高い系”と思われないための防衛としての冗談を含みますが、半分は本気です。

一度読んだ本を数年後にもう一度読むと、人生経験を積んだせいか、考えが凝り固まったせいなのか、はたまた文章を受け取る視点が変わったせいないのか、以前読んだときと異なる解釈・感情が出てくることがあります。

ファイナンスもアクチュアリーのKKTから始まり、証券アナリスト、CIIA、CFAと概ね2~3年毎に同じことを勉強していますが、毎回「そういうことだったんだ。」と新しい理解を得ることが今でもたくさんあります。どれだけ毎回暗記で済ませているんだ、と怒られそうですが。

この面白さにハマってしまったんです。

もちろん、ファイナンスじゃなくても数学とか歴史とか文学とか、はたまたゲームでも良かったのですが、ちょうどいま資産運用もやっているという点で、ファイナンスがしっくりくるタイミングだったのかと。

モチベーションは下降気味ですが、初心は忘れていません。少し仕事が落ち着いてくるか、円安が落ち着いたら本格的にギアを入れたいと思います。

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