今の相場は買い場なのか。

インフレショック

9月も終わり、今年も残すところあと四半期(3か月)となりました。ここで、今年の初めに出された格運用会社の2022年末予想を振り返ってみましょう。

当時は2022年内の利上げ回数も「3回=0.75%」という予想でしたが、

すでに12回(3.00%~3.25%)

です。

ゴールドマン・サックスは、年末の株価予想を3600に引き下げました。当初5100だったのを4900、4300に引き上げているので、今回で3回目の下方修正です。(たぶん)

ゴールドマンがS&P500の年末予想引き下げ、一段の利上げ見通しで
ゴールドマン・サックス・グループはS&P500種株価指数の年末目標を3600とし、従来予想の4300から下方修正した。米政策金利が一段と引き上げられるという見通しの変化が米国株のバリュエーションの重しになると指摘した。

予想なんて「予想」なんですから責めるつもりはありません。あのFRBでさえ「インフレは一時的」と言っていた結果、今ではリーマンショック級の下落が起きるとも言われるようになってしまいましたから。

さて、2022年9月のS&P500は9.34%下落し、月間ベースで2020年3月以来の大幅下落を記録しました。4800あったS&P500もとうとう3600を切ってしまいました。年初来でも下落率が25%を超え、大統領選挙のあった2年前まで株価が戻ってしまいました。

肝心の「これから」ですが、意見は両極端のようです。正論を言えば、金利も10年利回りが4%をタッチする等、長期トレンドを抜けており、「債券崩壊」とも言われています。それに合わせて企業の業績予想(EPS予想)も下方修正されており、逆業績相場への突入=次の株価下落フェーズへと着々と状況が変わっていっているのが伺えます。

特にリーマンショックを予想したことで有名なマイケル・バーリも「かなり高い確率でグレートリセッションが来る」と予想しています。

'Big Short' investor Michael Burry sounds the alarm on shaky markets - and fears a worse disaster than the financial crisis
Burry'sconcernsincludesurginginterestrates,whipsawingcurrencies,andcentralbanksscramblingtocalmpanickinginvestors.

“Today I wondered aloud if this could be worse than 2008,” Burry said in a now-deleted tweet on Thursday. “What interest rates are doing, exchange rates globally, central banks seem reactionary and in CYA mode,” he added, using an acronym for “cover your a–.”

businessinsiderより

最近頻出ですが、2008年当時のチャートが現在のチャートととても似ていると噂されています。

Mott Capitalより

一方で前向きな見方もあります。

このブログで度々取り上げているファンドストラッド(fundstrat)社のトム・リー氏は、年末のS&P500予想を維持しています。

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In a Friday note, Lee stuck with his thesis that the S&P500 could rally to Fundstrat’s year-end target of 5,100, representing potential upside of 37% from current levels.

If inflation is indeed “dropping like a rock,” then the “Fed could do far less tightening as the market is doing [the] Fed’s work,” he added.

Finally, investor sentiment “is rock bottom and worse than the Great Financial Crisis by some metrics,” Lee said. That tends to be a bullish contrarian signal when investor sentiment hits extremes.

“There are greenshoots,” Lee said.

businessinsiderより

確かに投資家のセンチメントを示す「Fear & Greed指数」は「極端に悲観(Extream Fear)」となっています。

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
CNN’sFear&GreedIndexisawaytogaugestockmarketmovementsandwhetherstocksarefairlypriced.Theindexusessevenmarketindicatorstohelpanswerthequestion:Whatemotionisdrivi...

相場の格言で「人皆西に行けば東に行け」(悲観で買い、楽観で売る)や「強気相場は悲観の中で生まれ懐疑の中で育つ」という言葉があるとおり、投資の鉄則として買い場なのかも知れません。また、9月はアノマリーで一番下落しやすい月とのこと。そして、10月から12月にかけて年末ラリーが始まるのは統計的に確認されています。

個人的には「リーマンショックの以上(worse than 2008)」ということで、当時は100年に1度と言われた金融危機が、10年ほどで再来してしまうのがにわかに信じられません。ただ、予想が出来ないことが起こる(ブラックスワン)のも相場です。

ただし一つ言えるのは、自分は長期投資のスタンスですので、買うのを止めることはあっても売却やショート(空売り)はしません。なぜならば、売却するにもショートポジションを取るのも「長期的には株価が上昇する」というポリシーに反するのと、いずれも

いつ売る。いつ買い直す。

という2つのアクションを考えなければなりません。頭がいい人が同時にいろいろなことを考えることができるかも知れませんが、たださえ「いつ買う」ということに悩んでしまうのに、それに加えていつものポジションに戻すだけでも「いつ売る・いつ買い直す」と余計なことを考えるのはとても難しい。

投資は本業ではないので、あまり投資にはメモリ(労力的・精神的コスト)を消費したくありませんので、必然と自分の戦略は決まってくるのかと思います。

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