タイトルのとおり、12月5日の土曜日にCFA level1の試験を受験してきました。
当日の流れ
試験は午前3時間・午後3時間と一日仕事でした。しかも会場が有明のビックサイトということで、立地もそれほど良いというわけでもなく・・・。
加えて駅からビックサイト内の会場まで結構歩くようなので、かなり余裕を持って1時間前に駅に着くようにしました。
会場に付くと「チェックイン」と呼ばれるように、本人確認と電卓チェックです。今までは”荷物置き場“というところがあって、そこに荷物を全ておいて身体と筆記用具(消しゴムのカバーを外せと言われます。)と電卓だけを持って、会場に入るという儀式があると聞いていたのですが、今回はコロナのせいか荷物は足元に置くスタイルになっていました。
考えてみれば、今回が最後の筆記試験になるので、緩かったのですかね。
コロナ対策で”長机一つに一人”というスタイルでした。15人×15列ほどが4ブロックほどあったので、900人ほどのキャパシティだったかと思います。長机に一人だけ座っているので、パッと見スカスカに見えましたが、受験料が高いせいか結構席が埋まっていました。イメージ欠席者は2割くらいだったかと思います。
入場して受付を待っているうちに焦ったことがありました。
みんな席の上に置いているのは鉛筆のみ。シャーペンを置いている人がいない。
確かに持ってくるものに”Pencil”と書いてありましたが、本当に”Pencil”という意味なのか、それ同等物は全く指さないのか、と絶賛テンパりました。受付を待っている間に、万が一を想定して近くのコンビニを検索しました。私の同じような人がそれなりに発生していて、最寄りのコンビニの鉛筆が売り切れるリスクを想定して、第2、第3候補まで検索。
受付が終わってすぐに近くの係の人に「シャーペン駄目なんですか?」と素直に聞いたところ、大丈夫ですよ、とのこと。なんでみんな鉛筆なんですかね(笑)と軽く雑談。
試験が始まって、問題の表紙を見ると英語で「No2かHBの鉛筆のみで解答せよ」と書いてありました。逆にBとは2Bは駄目なのかよ・・・。
また、TOEICが問題に書き込み禁止なのと、証券アナリストやアクチュアリー試験では計算用紙が配られることもあり、どこにも書き込みをせずに「つらいなー」と思いながら、最初の30分ほど電卓のメモリを駆使して計算していました。途中でやっぱり「変だよな」と思い周りを見てると、何かに書き込みしている動きをみなさんしているので、まぁ怒られたら消せばいいやスタイルで書き込みを始めました。
結局6時間一回も怒られなかったので、書き込みは良いのかと思います。
試験の時間配分と感触
Ethic(職業倫理)で問題の中のマイケルやナンシーが怒られている(violate)ように、問題の内容は一切話せないので、MOCK(模擬試験)や時間配分についてのみ書き記しておきたいと思います。
MOCKと比較して、本番は少しだけ簡単に感じました。内容は相変わらず、「そんなこと聞く?」というものが多かったです。ただ、思ったより問題の文章が短かったり、いちいち途中経過をどこかに記しながら進めなければいけないような大変な計算問題はなかった印象です。
上記に加え、分からない問題は、それこそほんの数秒で「これは考えても無理な奴だ」と判断することできたので、時間かけたと感じても1周目は2時間で終わりました。午前も午後も難易度にそれほど違いを感じなかったので、どちらも概ね1周目は同じような時間配分でした。
ですので、そのあと一通り見直しを1周することが出来ました。分からない問題は、それでも分からないんですけど。
気になる受験の感触ですが、五分五分といったところです。
実は試験のラスト5分になったら、「これは絶対合っているだろう」という問題と、「まぁ合っているだろう(5分5分よりは確実=60%)」問題、そして「全く意味が分からなかった問題(3択なので33%)」の○△×に分けて数え上げました。
何かエビデンスがあるわけではないのですが、数少ないCFAホルダーの知り合いに聞くと、70%が絶対合格、65%がボーダーと聞いていました。
職業倫理18問は「これは絶対合っている」と思っても外すので、職業倫理以外の102問に限って集計すると、午前は○が45問、△が26問、×が31問でした。午後もそれほど大きくずれることなく○が45問、△が23問、×が34問でした。期待値を計算すると午前・午前ともに69%と、それなりに合格圏内となりました。
ただ、○(確実に合っているだろう)の正答率が9割だったり、まさかの3択の神様に嫌われて、勘の正答率が20%になってしまったらアウトです・・・。
ランダムなところで結構配点が動くなんて不思議な試験です。知り合いの数少ないCFAホルダーに聞いたら「運要素はある」と言っていました。アクチュアリー試験なんかはセンター試験のように数字選ぶか、選択問題でも8択だぞ!と言いたいです。
反省点とこれから
反省点としてはやはり英単語が分からなくて、問題の趣旨すらわからなかったものが数問あったことです。午前も午後もそれぞれ5個くらいありました。また、MOCKは丸暗記するほどやったほうがいいですね。今回本当はMOCKを3つ(A~C)とも3周しようと思っていたのですが、想定外に難しくて時間がかかり、Aは2周、BとCは1周しかできませんでした。
もちろんMOCKと同じ問題が出ることはほぼないと思うのですが、似たいような問題が少し角度を変えて出てくるものがあったり、問題の範囲がかすっており「あれちゃんとやっておけばこれ解けたのにな」という問題が少なからず出てくきたので、頭の中で「あれ!あの問題!思い出せ!」と歯がゆい問題がありました。反省です。
MOCKは公開されてすぐ(試験2か月前ほどでしょうか)、手を付けた方が良いです。私の場合、章末問題解いて「まぁこんな感じならいけるな」と一瞬でも思ってしまったこともあり、MOCKに手を付けるのを少し後回しにしてしまいました。
早くMOCKに触れて絶望を味わうべきでした。
もしかしたら、今回有料の問題集(SchweserやWiley)を手にしていたら、もう少し早めに気づいたのかも知れません。後悔してもしょうがないので、発表を待って、また来年の11月頃の受験に向けてがんばりたいと思います。
ひとまず無事合計6時間、拘束時間9時間(8時半~17時半)の試験を乗り切れることができました。この年になると座っているだけで腰も痛くなりますし、前日深夜まで頑張ったことや(一応5時間は寝た)分からないことだらけで緊張していたせいか、午後の受験で90分経った頃に目まいがしてきて正直焦りました。お茶を飲んで少しぼーっとしたら戻りましたが。
CFA受験された方はどのレベルにも関わらずお疲れ様でした。しかし、合格発表いつなんでしょうか。