インフレショック

2023年の株式市場はイカロスになる得るのか。

なかなか米国株が上がりません。米国株を代表するS&P500指数は、2021年の年末に最高値の4800を記録してから早2年半。一時は25%下落し3600を切る場面もありましたが、ここの所は4200を天井に行ったり来たりしています。 足元でも、...
インフレショック

株式投資家と債券投資家どちらが賢明か。

5月3日、おそらく今回のプロセスで最後であろう利上げが行われました。利上げ幅は市場予想のとおり0.25%となり、結果として誘導目標は3月のドットチャートの中央値の5.1%を上回る5.00%-5.25%となりました。これは2007年以来の高水...
金融知識

クレディ・スイスを教訓に分散投資を心に刻む。

クレディ・スイスの劣後債(AT1債)の話が思ったより波及しているのでまとめてみました。 約2.2兆円が発行されていたという、今回紙屑となったクレディ・スイス劣後債。仕組みも難しい(ソルベーマージン比率とか知らなくてはいけない)ので基本はET...
インフレショック

5月が最後の利上げかな。

あといくつ寝るとFOMCとなりました。日本はゴールデンウィーク中の5月3日結果発表です。 SVBの破綻等ありましたが、この一件も足元は落ち着きを取り戻し、市場のメインシナリオは 0.25%の利上げ となっています。 3月に発表されたFOMC...
アクチュアリー

アクチュアリーが生命保険のセールスを受けた話。

最近債券投資を始めてみる等、株式一辺倒だった私も様々な投資対象の組入れを検討しています。 遡ること1年前、社会人として今更ですが 生命保険 の加入を検討していました。 生命保険はアクチュアリー業務の本丸で、まぁ言ってしまえばどういう風に値段...
アクチュアリー

4月。俺はアクチュアリーになるんだぜ。

そう思って東京に出て来て何年も経ちました。きっとそう思って東京に出てきた20代前半の若者が、この2023年の4月にも200人くらい増えたのでしょうか。 自分は学生(学部4年)のときに1科目受かったので、「1科目持ち」と呼ばれる状態で新社会人...
インフレショック

ソフトランディングは幻想。

金融システム不安前までは「このままインフレも落ち着いて強い経済のまま突き進むのか?」といった”ノーランディング”期待がありましたが、金融システム不安が起こり、一方でインフレの主要因である雇用の強さも続いています。 金融システム不安が起こり、...
運用実績

米国債券投資の現状。

2023年も早くも四半期が終わりました。9月頃からこつこつ米国債券を買っていまして、ふと思い返せばもう半年が経ちました。 償還まで持ち切る前提=長期投資目線で買っていましたが、当然”雰囲気”で始めてしまったので、このあたりで一度状況を確認し...
インフレショック

劣後債大丈夫かな。クレディ・スイスの話。

ハイブリット債が危ない。 そんなことが其処彼処で聞こえる1週間でした。 ことの発端はクレディ・スイスの破綻懸念。同社の筆頭株主であるサウジ国立銀行のアマル・アル・クダイリー会長が、テレビのインタビューで「同行はクレディ・スイスにこれ以上資金...
インフレショック

シリコンバレー銀行のあれやこれや。ガンドラックは金融危機を示唆?

米シリコンバレーバンク(SVB)が3月10日に経営破綻しました。 SVBは、テック系スタートアップ企業向けのエクスポージャーが多い中規模銀行です。ポートフォリオに多額の国債および政府系モーゲージ債(MBS)の含み損を抱えており、預金の払い戻...