the 2021 CNBC Disruptor 50 companies

金融知識

「2021年の破壊者トップ50」というタイトルで、CNBCが選ぶ次世代のベンチャー企業(プライベートカンパニー)が発表されました。今回で9回目だそうです。

These are the 2021 CNBC Disruptor 50 companies
CNBC reveals the 2021 Disruptor 50 list, identifying start-ups leading consumer, technology and business shifts — and va...

さすがアメリカという感じですが、すでにこのリストのうち半数以上は10億ドル(1000億円)以上の価値のある会社とのこと。

正直、ほとんど聞き覚えのない会社ばかりです。TOP3に加え、気になる会社を2つほど調べてみました。

(No.1)Robinhood

2021年1月~2月の個人投資家によりGameStopの株価を演出したとして記憶に新しい、大手オンライン証券会社です。

売買手数料を取らないビジネスモデルで、スマホ一台で数百ドルから株式投資が始められ、若者を中心に人気を博しています。売買手数料を取らない代わりに、売買取引データを販売したり、信用取引に伴う金利が主な収入源とのこと。

2013年創立で既に評価額は11.7億ドル。CEOのウラジミール・テネフ(Vlad Tenev)は35歳(2021年時点)だそうです。

(No.2)Stripe

決済プラットフォームを提供するフィンテック企業です。2018年にクレジットカード大手のジェーシービー(JCB)と提携したことでも有名です。

“increasing the GDP of the internet.”を掲げ、2010年にJohnとPatrick兄弟によって設立されたこの会社は現在95億ドルの価値を持ちます。

(No.3)Discord

コミュニケーションとチャットのプラットフォームを提供するDiscord。もともとゲーマー向けのボイスチャットサービスとして始まりました。最近(2021年5月現在)、Microsoft(マイクロソフト)がDiscord(ディスコード)の買収を検討しているという報道がありました。

音声とビデオを使った対話アプリは、ゲーマーや配信者の間で人気を獲得し、月間ユーザー数は1億4000万人だそうです。ちなみにTwitterのユーザー数は約3億3千万人です。

(No.24)Impossible Foods

一時期テレビでも取り上げていましたが”代替肉”の製造会社です。濃縮大豆プロテインを主原料に、ココナッツオイル、ヒマワリオイル、ジャガイモプロテイン、フードスターチ、メチルセルロースなどを、各種のビタミン類とともに混ぜ合わせて作られているそうです。

競合会社には”ビヨンド・ミート(Beyond Meat)”がおり、ビヨンド・ミートは2019年5月にNASDAQに上場しています。現在(2021年5月)の時価総額は約90億ドルです。

(No.38)Ripple

このブログでも記事にしたことがありますが、仮想通貨XRPの発行会社です。正確には分散型台帳技術を使った決済プラットフォームの提供会社で、SBIホールディングスが出資していることで、日本でも有名になりました。

海外ではUBSやバークレイズ、日本では三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループなど名だたる企業が提携し、国際送金の実証実験を始めています。最近は、証券か?通貨?かということでSECからも訴えられ、あまり良いニュースを聞きませんが。

リップル社は2012年に設立され、現在10億ドルの価値があるとのこと。

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