CIIAの試験本番(2019年3月)も近づいてきました。今日でなんとか過去5回分の過去問を解き終わりました。
当初は、ほかの教材ないので過去問2周くらいはしたいなぁ~と思っていたんですが、結局1周が限界でした。一方で、計算負荷が大きいものはあまりなく、
・内容を理解しているか
・問題の論点を把握しているか
といった趣旨の問題が大半なので、一問一問の意図を理解する必要があり、それに時間を取られたということもあります。
さて、過去問を解いていて一番気になったのは、いつ関数電卓を使うのだろう?ということ。以前にもこのブログで書きました。
結果としては、過去問1回に1回という頻度でした。具体的には以下の4問がありました。
1.満期35年の割引債の最終利回りの算出(2017年3月 債券分析)
つまり、35乗根の解(x^35=0.374)を求めるというもの。
普通の電卓だと無理だと思います。
2.連続複利の計算(2017年3月 デリバティブ分析)
先物の理論価格を求める際に、珍しく「連続複利」と指定されいる問題。
具体的にはexp(1.015)を計算しなければいけない場面です。
3.3年間の時間加重平均率の計算(2016年3月 ポートフォリオマネジメント)
3年間の時間加重平均率(年率)を計算する問題で、単に立方根(3乗根)を求めなければならない問題。4年ならば普通の電卓でできるんですけどね。
4.ブラック=ショールズの公式からのオプション価格の計算(2015年9月 デリバティブ分析)
行使価格や原資産価格等が与えられていて、ブラック=ショールズの公式からコールオプションの価格を計算する問題でした。
問題では、上記公式のlog(S/K)を求めなければならず、実際の問題ではlog(1.005)で最初は0に近似できるかな~と思ったんですが、0.00499と無視できない数値になったので、関数電卓必要だな~と思いました。
結果として1年に1問出るとなると(その問題ができなくても、通常そのあとの問題では別の数値を与えてくれますが)受験料対比で持って行ったほうが良いなという印象です。
なお、CIIA試験では「前問aに解答していない場合は、0.555を使うこと」のように、前の問題が解けなくても次の問題はチャレンジできるようになっていますのでご安心を。