CIIA受験記録②(2019年3月 第2単位)

CIIA受験記録
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前回に引き続き、受験してきたCIIA(国際公認投資アナリスト)試験の問題概要をご紹介したいと思います。

第2単位は、以下の問題が出ました。

第1問 債券分析/デリバティブ分析(70点)
第2問 デリバティブ分析(40点)
第3問 ポートフォリオ分析(70点)

配点を見たときは、「苦手な問題でたら終了じゃん。」という感情が混みあがってきてテンションが下がりました。やるっきゃないんですが。

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第1問 債券分析/デリバティブ分析(70点)

大きく分けると、 ①イールドスプレッド戦略②インフレ債 に分けられました。

配点の比重としては、①45点②25点くらいだったかと思います(うる覚え)。

正直言うと時間が足りなくなり、一番自信のないインフレ債(過去問にない)を後回しにしていたため、ちゃんと考えて解けませんでした(手は動かした)。

イールドスプレッド戦略

財務分析に近いような問題でして、A社とB社の財務諸表とクーポン、債券利回りが与えられていて、ざっと分けると以下の問題を解いていくという流れでした。

  • 負債比率や財務レバレッジ、EBITDA倍率を求めて財務状況をコメントせよ。
  • クーポンおよび債券利回りから債券価格を計算せよ。
  • デュレーションに影響のあるパラメータの説明せよ。
  • イールドスプレッド戦略とは何かを説明せよ。

計算問題はとりあえず手を動かしていればよく、私は「イールドスプレッド戦略」が単語だけ聞いただけでは、なんのことか分かっていませんでした。問題は以下の通り。

  • なぜ「スプレッド」が生まれるのか。
  • このスプレッドは、財務諸表が悪化するとどうなるか。
  • A社(財務状況の改善が見込まれる)とB社(財務諸表の悪化が見込まれる)を比較するとスプレッドはそれぞれどう変化するか。
  • A社とB社の債券を組み合わせて、デュレーション・ニュートラルにするためのそれぞれの額面価格等を求めよ。
  • それぞれのスプレッドが変化した後のポートフォリオの損益を計算せよ。

ここまで来ると逆に「イールドスプレッド戦略」が分かってきました。

試験という場に実力を試しにいったのですが、逆に学ばされました。前にもブログに書いた「よく読む」ということで問題が解けるパターンです。

結局、「イールドスプレッド戦略」とは、イールドスプレッド(信用による利回り上乗せ分)の動きを予想して、そのキャピタルの変動で利益を取る戦略、ということがなんとなく分かると思います。

インフレ債

ちゃんと取り組めなかったので記憶が薄いのですが、

  • 元本インフレ連動債とクーポンインフレ連動債の違いを説明せよ。
  • 5年分のインフレ率が与えられ、実際にキャッシュフローを求めよ。
  • キャッシュフローから債券価格を求めよ。
  • 変動後の債券価格がある値に変化した。そこからインフレ率を逆算せよ。
  • インフレ債は一般的にコーラブル債だが、コーラブル債の特徴を説明せよ。

という問題だったかと思います。キャッシュフローの求め方が自信ないですね。

一方で、最後のほうのインフレ率を逆算する問題・コーラブル債の問題は、その前までの問題が関係なかったので、ラスト3分くらいで解けました。ちなみに、そもそも「インフレ債」とは

物価連動債ともいう。物価指数に連動して元本、クーポン(利息)の両方またはどちらかが変動する債券のこと。日本では2004年に初めての物価連動国債が発行された。固定金利債の市場価格との比較で期待インフレ率を予測することが出来るといわれている。(野村証券ホームページより)

インフレ連動債も良く知らなかったのですが、計算問題を解いたことにより、説明問題を解くことができました。単純に勉強になりました。

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第2問 デリバティブ分析(40点)

先に言います。

ごちそうさまでしたm( _ _ )m

過去問に忠実な問題でした。

  • ロングストラドルの損益図。
  • プットコールパリティによるコールの理論価格。
  • 理論価格と実際の価格のズレによる裁定利益の獲得ポジション。
  • ショートストラドルのような戦略の損益図と、その時の投資家の心理。

疲労がたまって、計算問題のスピードはかなり落ちていましたが、最後まで問題なく解き終わりました。「このようなオプション戦略をなんというか」という問題もあり、ブログのネタにしておいて良かったです!

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第3問 デリバティブ分析/ポートフォリオ分析(70点)

ここは様々な問題が出ました。大きく分けて、以下の3部構成でした。
①個人の年金資産運用についての考え方を問う問題
②個人の先物を利用した資産運用について問う問題
③年金資産の評価方法(収益率)を問う問題

個人の年金資産運用についての考え方を問う問題

30歳の公務員をモデルとして、金融資本と人的資本の違いや、年齢とリスク選好思考の変化を説明する問題がでました。特に印象深かったのは、「年齢とともに保険に掛ける費用はどうなるか?」という問題が出ました。

人的資本の場合、怪我をするなり死亡するなりで働けなること(人的資本を活用できなること)が最大のリスクです。このリスクをヘッジするのが保険という手段なので、私は「年齢とともに保険への拠出金は減少する」と回答しました。

ただ、子供の学費や、自分の働けなるリスクに気づき始めるのは意外と年取ってからになるので、実態としては40歳くらいがピークなのではないかと思ったりもしました。

個人の先物を利用した資産運用について問う問題

親から株をいっぱい相続したおじさんのお話でした。うらやましい。

何かの事情で株を売れないので、先物でヘッジしてみましょう!というお話や、オプションを使ってみましょう!ダイナミックヘッジしてみましょう!という問題でした。

年金資産の評価方法(収益率)を問う問題

とある年金基金に勤めるおじさんの話でした。まずは金額荷重と時間加重の収益率は何か?から入り、IRR(内部収益率)の説明。

ここまでは良かったのですが
・ディーツ法
・厳密法

で実際に収益率を求める問題が出ました。これはお手上げです。全く分かりませんでした。

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自己採点

それでは最後に自己採点
第1問 債券分析/デリバティブ分析(50/70点)
第2問 デリバティブ分析(40/40点)
第3問 ポートフォリオ分析(50/70点)

合計 約140点/180点(78%)

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