金融政策

インフレショック

Don’t fight the FED。

2月10日、注目されていた米国消費者物価指数(=インフレ率)の発表がありました。 結果としては前年同期比7.5%、前月比0.6%となりました。 市場予想の7.2%を超えたことから、3月のFOMCでの金融引き締めの加速が予想され、株価・金利・...
コロナショック

次のイベントは利上げ。FEDWATCHを見る日々に戻る。

コロナショックから約2年続いた米国の金融緩和も、11月のFOMCで引き締めることが決定しました。 米連邦公開市場委員会(FOMC)は2、3両日に開催した定例会合で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0-0.25%で据え置くこと...
市場環境

欧州中央銀行(ECB)が追加緩和を決定。

欧州中央銀行(ECB)は12月10日開いた政策理事会で、半年ぶりとなる追加金融緩和を決めました。 ECBは6月に、新型コロナウイルス感染拡大への対応として、債券購入枠を6,000億ユーロ拡大し、合計1兆3,500億ユーロとして、ユーロ圏経済...
コロナショック

コロナショックでの金融・財政政策のまとめ。

2020年3月23日の歴史的な株価下落から、3か月が過ぎました。 3月23日のNYダウの終値(18,591ドル)から26,000ドルまで回復し、その上昇率は40%に上ります。これも3月から次々と打たれてきた金融緩和・財政出勤の効果です。とは...
コロナショック

コロナショックを受けての世界の中央銀行の動向。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、世界の中央銀行が次々を対策を打ってきています。中央銀行の政策(=金融政策)には"利下げ"や"資産購入"等様々な手段が政策手段がありますので、それぞれの政策手段の簡単な概要と世界の中央...
CIIA・証券アナリスト

証券アナリスト・CIIA向け。日本銀行の金融政策の歴史。(2/2)

前回は①名目金利と②マイナス金利についてまとめました。 日銀で実施しているイールドカーブ・コントロールは、結局短期債・長期債購入の延長線上ですので、③④⑤はまとめて記載しています。 ③④⑤イールドカーブ・コントロール(長短国債購入) 201...
CIIA・証券アナリスト

証券アナリスト・CIIA向け。日本銀行の金融政策の歴史。(1/2)

2019年は"金融政策の年"になりました。 米中貿易摩擦を起因とした世界経済停滞の予防策として、米国は7月・9月・10月のFOMCで、年3回も利下げを実施しました。EUも9月に政策金利を△0.4%から△0.5%に引き下げました。 過去10年...
金融知識

国の借金が1000兆円でも大丈夫?MMTの話。

MMT(Modern Monetary Theory)、日本語に訳せば現代貨幣理論、を聞いたことあるでしょうか。MMTの内容を簡単に言えば 自国通貨で借金(国債発行)できて、それを国内で消化できる国は、財政赤字や政府債務の大きさを気にせず継...
CIIA・証券アナリスト

【証券アナリスト2次直前】書けば点数取れる。日本銀行のマイナス金利。

金融政策とはなにか?と掘り下げていったら、ここまで来てしまいました。 マイナス金利とは マイナス金利自体は、今まで下げていた政策金利をさらに下げたため、マイナス圏に入っただけで、+0.01%か△0.01%で大きく意味は変わらないかと思います...
CIIA・証券アナリスト

【証券アナリスト2次直前対策】書けば点数取れる。日本の金融政策の歴史。

シリーズ化するつもりはなかったのですが、書いているうちに気になってしまったので、今回は最近の日本の金融政策についてまとめてみました。 いわゆる、「アベノミクス」とか「黒田バズーカ」と言われる政策です。 2013年4月に開始された「量的・質的...