コロナショックで世界の株式が30%下落している中、世界の超富裕層が株式を爆買いしているとのニュースがbloombergより出されました。
記事によると、世界各地の市場が混乱する中で、世界の超富裕層の一部は投資先企業の株式買い増しに合計10億ドル(約1100億円)以上を投じたそうです。
ウォーレン・バフェット氏の持ち株会社はデルタ航空の株式を追加。テトラパックの親会社テトララバルの資産相続人らは、香料メーカーの米インターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランス(IFF)の株式に3億1700万ドルを投資したそうです。
ヘッジファンドのパーシング・スクエア・キャピタル・マネジメントのCEOであるビル・アックマン氏は18日、「現在の危機が正しく制御されるなら、一生に1度あるかどうかの大バーゲンだ」とツイート 。そうなるための条件に、米国が一時的に国境を閉鎖することなどを挙げました。
楽観的な意見は他にもあって、JPモルガンの株式チーフストラテジストは”2021年の早い段階でS&P500は3400ポイント(現在2300ポイント)まで上昇する”と予想しています。
Dubravko Lakos-Bujas wrote in a note to clients he expects the S&P 500 to reach 3,400 in early 2021. That would top an all-time high of 3,386 set on Feb. 19. It is also 47% higher than the broad market average’s Friday close of 2,304.92.
CNBC 2020/3/21
そのためには”comprehensive fiscal package promptly”(迅速な包括的な財政政策)が必要だといっており、木曜日に1兆円を超える財政政策の実施が決定となり、足元ではさらに2兆円の財政支援策も検討されています。
一方で、そもそもコロナウイルス拡大がどこまで続くかが”Key”とも言っており、今後も楽観シナリオになるのか、さらに感染者が増える悪化シナリオになるか、分からないところではありますね。