金・銀が暴落中でPayPayポイントも暴落中。

市場環境

金価格はコロナショック以降、ほぼ一本調子で上昇しました。2020~2023年頃までNY金先物価格は2000ドル程度で推移していましたが、2024年頃から上昇を始め、今年3月には5500ドルに迫る勢いでした。

あまりの過熱ぶりに、「安全資産の代表」と言われる金が、一日で10%近く下落したのは記憶に新しい出来事です。

金価格でブラックスワン発生。
国際市場で金価格が1日で約 9.5%下落しました。これは1983年以来の大幅な下落幅とのことです。下落した要因としては歴史的な金の急騰(からの利益確定)に加え、トランプ大統領による次期FRB議長の指名が重なったことで発生したとのことです。指…

なぜここまで金が上昇したのでしょうか。世界的な金融緩和により市場へ大量のマネーが供給され、インフレ懸念が高まりました。そこに、2022年2月から続くロシア・ウクライナ戦争に加え、中東情勢の悪化、米中対立、各国中央銀行による金購入といった要因が重なり、「安全資産」としての金需要が急拡大しました。

特に2024年に入ってからはトランプ政権の誕生、貿易摩擦によるドル不安に加え、FRBへの利下げ期待から(金は利息を生まない資産なので、金利が低下する・ドルが弱くなる)金への相対的な魅力が高まったことも要因とされています。

中銀による金の追加購入も無視できません。ドル不安・インフレ不安から2022年に各国中銀の金購入量は急増し、その流れが2023年、2024年にも続きました。2024年は世界の中央銀行が1,045トンの金を購入し、3年連続で1,000トン超という歴史的な水準になりました。これは2010~2021年平均(473トン)の2倍以上です。

また銀は、金以上に大きな上昇を見せました。

銀には貴金属としての側面だけでなく、太陽光パネル、、EV(電気自動車)、半導体、AI向けデータセンターなど産業用途があります。世界的な脱炭素投資やAIブームによって需要が急増し、供給不足も重なりました。2024年以降の銀価格上昇率は、金が約200%(2000→5400)の上昇に対して、約500%(22→120)に達しました。

しかし今年に入り流れが変わりました。

2026年1月をピークに、金価格は約20%下落、銀価格は約45%下落しています。

自分も年始にPayPayポイントを全額”金”に投資し、一時は10%ほど上昇していたのですが、気づけばマイナスになっていました。泣

下落の最大の理由は

米国の金融政策です。

市場は2025年末まで、「2026年は利下げラッシュになる」と予想していました。あらためて利下げ期待の推移を振り返ると、2026年初は現在(3.5%-3.75%)から年内4回の利下げが期待されていた一方で、今や年内2回の”利上げ”が予想されています。

金や銀は利息を生みません。そのため金利が高い環境では、国債・預金・MMFなどの利回り商品に資金が移動します。結果として金・銀への資金流入が弱まったのです。

短期的には、高金利継続、ドル高、利上げ観測が続けば金・銀には逆風です。一方で長期的には、世界的な財政赤字、通貨価値の希薄化、中央銀行の金保有拡大、インフレリスクといった構造的要因は消えていません。

そのため、「金バブル崩壊」というよりは、「急激な上昇に対する大きな調整」と捉えることもできます。せめて引き続きPayPayポイントだけでも金に積立投資していきましょうかね。しかし、PayPayポイントはどのように貯めればよいのでしょうか?

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