インフレショック

インフレショック

低下してしまった失業率を横目に米国株は上昇。

11月の雇用統計では雇用者数が前月比19万9000人増と市場予想を上回ったことに加え、失業率は3.7%に低下(前月3.9%)し、平均時給は前月比0.4%と今年最大の上昇幅に並びました。労働市場の力強さが示された結果となり、米金融当局が来年早...
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円債を考えるとき。

今年もあと1か月を切りました。「暦年」で運用成績を取りまとめている自分としては、”最後の1マイル”という気持ちです。(もうすぐ終わりという安堵感とともに、気を引き締めなければいけないという意味。)だからと言って、勝った・負けたで何かあること...
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長期金利が低下。年末ラリー突入か。

米国の長期金利が低下しました。一時、10年利回りが5%を超える水準に到達しましたが、現在は4.5%を切る水準にまで低下しました。要因としては14日に発表された米国消費者物価指数(CPI)が前年比3.2%上昇と、前月の3.7%を下回ったことが...
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株価が大高騰。2023年末着地予想を振り返る。

米国株価が5連騰しました。この1週間で5%以上上昇しました。(S&P500換算)年初来でも14%上昇と、この1週間で見事なV字復活を決めてくれました。突然の株価上昇の要因は3つあります。一つ目は弱かった雇用統計。様々なニュースで取り上げてい...
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失業率と長期金利上昇。

政策金利の見通しが立ってきた中、これからの市場の主役となる雇用統計が発表されました。失業率は3.8%(市場予想3.7%)、平均時給の伸びは前月比0.2%(市場予想0.3%)と、今のインフレ懸念環境下では市場にとって”適度(moderate)...
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実質金利見通しが引き上げられたFOMC。

21日のFOMCは市場の予想通り「政策金利据え置き」となりました。四半期経済予測(いわゆる「ドット・チャート」)では、FOMC参加者19人のうち12人が年内あと1回の利上げを支持していることが示されました。左が2023年6月時の予想、右が2...
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逆イールド発生から早一年。リセッションの行方。

2022年7月に逆イールドに突入してから早1年が過ぎました。一般的に逆イールド現象は、目先(短期)は金融引き締めの効果で金利が引き上げられ経済が弱くなる見通し、将来(長期)は景気減速期待から金利が低下する見通しというのが相まって起こる現象と...
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失業率上昇とソフトランディング期待。

1日に発表された米失業率は3.8%と、2022年2月以来の高水準を付けました。非農業部門雇用者数は18万7000人増加。増加数は過去12か月の月平均(27万1000人)を大きく下回りました。この1年間の変化で見ると、やはりレジャーやサービス...
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最悪の決算発表を通過。

2023年4-6月期の決算結果が出そろってきました。9月1日現在で、S&P500企業(500社)のうち497社の決算が発表されています。リフィニティブによれば、78.7%の企業がアナリスト予想を上回り(長期平均は66%)、年率のEPS成長は...
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TINA理論。株式と金利のこれから。

アメリカの長期金利が上昇しています。米国10年債の利回りは8月21日に4.35%台まで上昇し、2007年11月以来、約15年9カ月ぶりの高水準を記録しました。FRBのパウエル議長は7月25~26日のFOMC後の会見で「FRBの調査スタッフは...