2024年もこの時期がやってきました。
各運用会社の来年(2025年末)のS&P500予想が出そろってきました。なお、2024年予想を振り返ってみると、1年前の各社予想が概ね4000~5000であり、今年もあと2週間を残していますが、6000をキープして推移しており
運用会社の予想は外れた。
ということになります。
一番高い予想だったFundstratの5200ですら、現在の株価は遥か上での着地が見込まれています。一番低い予想だったのはJPモルガンの4200で、年初から下落する予想でした。やはり予想するのは難しいことですね。
2023年は運用会社の予想が3900~4500に対して着地が4800(25%上昇)、2022年は運用会社の予想が5100~4400に対して着地が3800(20%下落)と、運用会社の予想以上に変動するようです。
さて、そのような中で2025年末のS&P500予想は平均6700、中央値が6600と概ね足元水準から10%の上昇を見込んでいます。
Fundstratのトム・リーは年末は6600を予想していますが、期中に7000を記録すると予想しています。
株価の追い風に関しては、インフレが緩和し、中央銀行が雇用支援に注力する中、リー氏はFRBからの支援があると予想している。同氏はドナルド・トランプ次期大統領による市場のさらなる支援が期待されており、トランプ氏の政策が企業の信頼感と収益を押し上げると期待している。
そして、なぜS&P500の下落を予想しているのでしょうか。リー氏は、株価が連続20%上昇してきた歴史は3年目で暗くなることが多いと述べた。また同氏は、政府効率省が推奨するあまりにも強力な歳出削減が成長を阻害することを懸念しており、トランプ大統領が関税による”脅し”を実行すれば経済成長も打撃を受ける可能性があると述べた。
marketwatch.com
2025年も株価上昇となれば3年連続となりますが、ベア相場(下落相場)は平均的に1年程度(※)である一方で、ブル相場(上昇相場)は長いと5年、10年続くとことです。
※1929年以降でのベア相場の下落率は35.1%で、平均的なベア相場の期間は286日で、中央値は240日とのこと。
現時点での利下げ予想は2025年末までに3回という予想になっています。
来年はどんな1年間になるのでしょうか。