投資してやったぜ。

運用実績

8月5日の月曜日、日経平均株価の下げ幅が4451円となり、米国株安が世界に波及した「ブラックマンデー」翌日の1987年10月20日を上回り過去最大となりました。下落率でも一日で12.4%を記録し、ブラックマンデー時(14.9%)に次ぐ過去2番目の規模となりました。

これも前週末の金曜日に発表された米雇用統計が市場予想に反して悪化し、投資家が前提にしてきた「ソフトランディング(軟着陸)」のシナリオから、ハードランディング(景気後退)に意識が変わったことが要因と言われています。

日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は70に急伸し、終値ベースでは11年3月の東日本大震災直後や、20年3月の新型コロナウイルス禍初期の市場混乱時を上回り、08年秋の米リーマン・ショック時以来の水準になりました。7月11日に過去最高値(42,426円)を更新して1カ月足らずで1万円以上下落しました。

これに合わせて米国市場も急落。S&P500は前週末比(前営業日比)3.0%下落し、VIXも一時は65台と新型コロナウイルス禍の20年3月以来の高水準となりました。

米国金利も急落したこともあり、一気に円高に。7月11日までは160円で推移していたのに、この日は141円まで円高に進む局面もありました。

米国市場に関しては失業率も際立って悪いわけではない、企業業績は良い見通し、まだ政策金利を下げる幅が5%もある、ということで

ここで投資しなければ長期投資家と名乗れない

という良くわからないプライドが働き、2024年に入って初めて資金を投入することになりました。

具体的には200万円です。(さすがにフルインベストメントはできませんでした。泣)

投資したのは、まだ今年分が100万円ほど余っていたNISA枠を埋めるための米国株投資信託と、また金利が上がりそうな米国債を購入するための準備金としてのドルをそれぞれ100万円ずつでした。

投資信託は、8月5日の夜に注文したので、基準価格は8月7日ベースになってしまいました。

あれから2週間、結果としてどうなっているかというと、ドル円は147円と約3%上昇、米国株投資信託も7%上昇しました。さて、一時の調整局面ということで今後も順調に上昇トレンドを保ってほしいですが、どうなるのでしょうか。

あの清原達郎氏も、この下落のタイミングで230億円のキャッシュを投資に回そうとしたようです。

【丸の内Insight】「伝説の運用者」清原達郎氏が語る日本株の行方
おはようございます。布施太郎です。今月のニュースレターをお届けします。

ー東京株式市場が5日に大暴落しました。どう見ていたのでしょうか。

「私が当日何をしたのかお話ししましょう。私は昨年引退してからは新規の投資はしていませんでした。もちろん相場が暴落すればまた買うつもりでしたが、その機会が5日に訪れました。夕方になって東京市場の暴落を知ったのです。何でこんなに下がるのか、買わなきゃと思いました。証券会社にある現金230億円を全部使おうと」

「翌日の日本株の寄り付きで買えるかもしれない機会を狙って、夜の10時まで細切れの注文を入れました。200億円以上の買い注文を入れて、全部空振りかと思っていたのですが、メガバンク1銘柄を105億円分買えていました。とても幸運でした」

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