2024年も4分の1が終わりました。米国株式(S&P500)はこの四半期だけでも10%以上上昇しました。S&P500の半世紀以上の歴史の中での年間上昇率は10%(過去10年は年平均15%ですが)であり、もう過去平均に達してしましました。
年末年始に発表された各運用機関の年末予想も「最高でも5200(FUNDSTRAT)」であり、その予想もとうに超えてしまいました。さて残りの9か月はどうなるのでしょうか。
例えばUBS(4600→5150→5400)やゴールドマン・サックス(4700→5100→5200)は年末予想を引き上げました。また、ゴールドマン・サックスは楽観シナリオとして6000もあり得るとし、その場合はメガキャップのハイテク企業のバリュエーションが拡大し続けた場合で、予想株価収益率が23倍に達するというものです。期待してしまします。
ゴールドマン、S&P500種は6000にも-大型ハイテク株の上昇続けば
ゴールドマン・サックス・グループのストラテジストは、年末のS&P500種株価指数の予想5200を維持しつつ、大型ハイテク株がけん引し、同指数がさらに15%高くなるシナリオを想定した。
過去のアノマリー的には4月は強い月で、7月・12月に加え、平均上昇率がトップ3に数えられます。
また、11月~3月と5か月連続でプラスリターンを記録しましたが、過去の歴史からすると、9か月後(年末)のリターンは100%プラスになっており、その平均上昇率は10%、つまり今までの分と合計すると、年間リターンが20%になるというものです。
昨年末の利下げ予想が6回だったものが、今や3回になってしまいました。その分経済が強いということですが、翻ってまたインフレ再燃ということにならないことを祈ります。