金利が下がらない問題と外国債券投資の手数料。

運用実績

この2年ほぼ話題の中心であったインフレ率も鈍化してきました。一時期は6%近くあったインフレ率(総合)も、1月は3.1%と後一歩2%台に届かなかったものの、12月の3.4%からは低下しました。

米消費者物価指数、1月は前月比0.3%上昇-前年比では3.1%上昇
1月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回る伸びを示した。インフレ鈍化が続くとの期待に冷や水を浴びせる格好となり、連邦公開市場委員会(FOMC)による利下げが遅れる可能性が高まった。

しかし金利は下がらない。年末ごろから超長期債投資に切り替えた自分にとっては、なかなか苦しい展開です。11月頃から利下げ論調が始まり金利が切り下がってきましたが、強い雇用・強い米国経済に押され、年明けごろから金利が再び上昇してきました。

蓋を開けてみれば、1か月程度で

年6回の利下げ→4回の利下げ

と見通しが早くも変わってしまいました。

FEDWATCH(2024/2/16)より

さて、実際の債券(米国超長期債)のパフォーマンスはどうなっているのかというと、購入価格をドルベースでも円ベースでも下回ってしまいました。円ベースに関しては、足元150円を超える円安で為替評価益を享受してはいるのですが、それ以上に金利上昇による超長期債(デュレーションが長い)の評価損の影響が大きくなりました。

SBI証券画面

SBI証券の画面では、取得為替がうまく表示されないので別途まとめたのがこちらです。結果として

25万円(マイナス3%)

ほどの実績となっています。

金利上がったから、超長期債(デュレーションが長い)だからということで、金利が下がるまたは償還まで耐え忍ぶしかないのですが、少し気になったのは「利回り」のところ。

利回りが4.6%を超える水準になっています。一方で、直近の米国20年債の市場利回りは4.54%と合わなく、SBI証券の提示価格のほうが割安(ディカウント)されているのが分かります。

経過利息や、債券は相対取引なので多少利回りが相違する影響も考えられますが、SBI証券のホームページを確認すると

表示価格に売却手数料が含まれる

とのこと。(為替スプレッドとは別)

概算してみると1.5%程度ですが、経過利息や、債券は相対取引なので多少利回りが相違する影響も考えられますので、正確な水準は分かりません。なお、利息の振り込みや償還の場合(満期を迎えた場合)には手数料を引かれたような記載はありませんでした。

投資信託と異なり保有期間中の信託手数料(パッシブだと0.1%程度、アクティブだと1%)は取られませんが、もしかしたら購入・売却の際に往復3%程度(購入1.5%/売却1.5%)取られているのかもしれません。

長期運用でしたらあまり気にならないかも知れませんが、例えば1年で売却した場合、利回りが3%あってもちょうど手数料と相殺(儲けが出ないし、むしろ税金を払った分損)されてしまうので、この辺りは気を付けなければいけません。

ちなみに購入の場合、現時点(2024年2月17日)におけるほぼ20年債の利回りは4.42%で、市場利回り前述の通り4.56%と0.14%程度のスプレッドが存在します。

他の利回りでも確認しましたが、切りが良い2年債の場合、4.39%と4.64%(bloomberg)と0.25%のスプレッド(価格にすると0.5%)が存在しました。なお、30年だと購入利回りが4.27%、市場利回り(bloomberg)が4.44%とスプレッドが0.17%(価格にすると5%)が存在します。

どうやら期間に応じて金額ベースの手数料水準は変わっているようですが、経過利息や、債券は相対取引なので多少利回りが相違する影響も考えられますので(3回目)、やはり債券投資は難しいです。

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