市場環境

市場環境

債務上限問題というプロレス。

債務上限問題が決着しそうです。 債務上限の効力を2025年1月まで停止する財政責任法(Fiscal Responsibility Act)が、5月31日に下院を通過し、上院でも6月1日夜に可決し、あとは大統領署名を待つこととなりました。イエ...
市場環境

2023年の運用環境を振り返る。

セル・イン・メイ(5月に株を売れ)もどこ吹く風と、5月のマーケットは好調です。日本株(日経平均株価)は言わずもがなですが米国株(S&P500)も奮闘しています。5月もあと3営業日を残すところとなった現在、日本株は7%上昇、米国株は1%弱上昇...
インフレショック

2023年の株式市場はイカロスになる得るのか。

なかなか米国株が上がりません。米国株を代表するS&P500指数は、2021年の年末に最高値の4800を記録してから早2年半。一時は25%下落し3600を切る場面もありましたが、ここの所は4200を天井に行ったり来たりしています。 足元でも、...
インフレショック

株式投資家と債券投資家どちらが賢明か。

5月3日、おそらく今回のプロセスで最後であろう利上げが行われました。利上げ幅は市場予想のとおり0.25%となり、結果として誘導目標は3月のドットチャートの中央値の5.1%を上回る5.00%-5.25%となりました。これは2007年以来の高水...
インフレショック

5月が最後の利上げかな。

あといくつ寝るとFOMCとなりました。日本はゴールデンウィーク中の5月3日結果発表です。 SVBの破綻等ありましたが、この一件も足元は落ち着きを取り戻し、市場のメインシナリオは 0.25%の利上げ となっています。 3月に発表されたFOMC...
インフレショック

ソフトランディングは幻想。

金融システム不安前までは「このままインフレも落ち着いて強い経済のまま突き進むのか?」といった”ノーランディング”期待がありましたが、金融システム不安が起こり、一方でインフレの主要因である雇用の強さも続いています。 金融システム不安が起こり、...
インフレショック

劣後債大丈夫かな。クレディ・スイスの話。

ハイブリット債が危ない。 そんなことが其処彼処で聞こえる1週間でした。 ことの発端はクレディ・スイスの破綻懸念。同社の筆頭株主であるサウジ国立銀行のアマル・アル・クダイリー会長が、テレビのインタビューで「同行はクレディ・スイスにこれ以上資金...
インフレショック

シリコンバレー銀行のあれやこれや。ガンドラックは金融危機を示唆?

米シリコンバレーバンク(SVB)が3月10日に経営破綻しました。 SVBは、テック系スタートアップ企業向けのエクスポージャーが多い中規模銀行です。ポートフォリオに多額の国債および政府系モーゲージ債(MBS)の含み損を抱えており、預金の払い戻...
インフレショック

インフレ再燃懸念で金利上昇が止まらない。

3月に入りました。投資を始めて早何年も経ち、感覚的に2月が苦しい相場が多いように感じます。そんな2月も無難に通過し、ここから「相場の春だ」と行きたいところですが、なんとも雲行きが怪しい状況です。 少し前な 悪いニュースが良いニュース という...
インフレショック

”データ次第”はインフレは予想可能ということ。

2月1日に「議事要旨を見てくれ」とパウエル議長が言っていたため、非常に注目が集まった今回の議事要旨発表。 結果、内容としては景気減速やリセッション(景気後退)よりもインフレの高止まりを懸念していることや、「数人」の参加者が前回と同じ0.5%...