市場環境

インフレショック

逆イールド発生から早一年。リセッションの行方。

2022年7月に逆イールドに突入してから早1年が過ぎました。 一般的に逆イールド現象は、目先(短期)は金融引き締めの効果で金利が引き上げられ経済が弱くなる見通し、将来(長期)は景気減速期待から金利が低下する見通しというのが相まって起こる現象...
インフレショック

失業率上昇とソフトランディング期待。

1日に発表された米失業率は3.8%と、2022年2月以来の高水準を付けました。 非農業部門雇用者数は18万7000人増加。増加数は過去12か月の月平均(27万1000人)を大きく下回りました。この1年間の変化で見ると、やはりレジャーやサービ...
インフレショック

最悪の決算発表を通過。

2023年4-6月期の決算結果が出そろってきました。9月1日現在で、S&P500企業(500社)のうち497社の決算が発表されています。 リフィニティブによれば、78.7%の企業がアナリスト予想を上回り(長期平均は66%)、年率のEPS成長...
インフレショック

TINA理論。株式と金利のこれから。

アメリカの長期金利が上昇しています。米国10年債の利回りは8月21日に4.35%台まで上昇し、2007年11月以来、約15年9カ月ぶりの高水準を記録しました。 FRBのパウエル議長は7月25~26日のFOMC後の会見で「FRBの調査スタッフ...
市場環境

米国債が格下げ。

大手格付け会社フィッチ・レーティングスは8月1日、米国の格下げを発表しました。外貨建て長期債務格付けを最上位の「トリプルA」から1段階低い「ダブルAプラス」に引き下げました。 Fitch Ratings - London - 01 Aug ...
インフレショック

景気後退確率が下がりながら決算期に突入。

2023年第2四半期の決算が本格化してきました。 今のところは前向きな報道が多い様子です。それがきっかけか、NYダウは10営業連続の上昇。10日連騰は2017年8月以来(約5年11カ月ぶり)だそうです。ちょうど私がidecoを始めた頃ですね...
インフレショック

債券を買い続ける日々。

12日に米国の消費者物価指数が発表され、総合指数は前年比3%と前月の4%から大きく鈍化する結果となりました。一方でコア指数は前年比4.8%と物価目標の2%を大きく上回ったままです。 PIMCOのレポートで面白いものを見つけました。インフレ率...
インフレショック

ソフトランディングの予想が高まってきた。

6月の最終日に注目された個人消費支出(PCE)が発表され、前月比0.1%上昇(前月は0.4%上昇)、前年比では3.8%(前月は4.3%)とインフレが鈍化していることを示しました。 同日発表の6月の米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は...
市場環境

日本株はどこまで上がるのか。

2023年も半分が終わりました。 日経平均株価は6月も7%上昇し、年間では30%の上昇を記録しました。5月も2000円以上上昇しており、2カ月連続の2000円台の上昇は日経平均の算出以来初めてだそうです。米国の債務上限問題や日米の金融政策イ...
インフレショック

このブル(上昇)相場は続くのか。

今日はMAN instituteのレポートの紹介です。 米国相場が強気相場入りしましたが、今後も上昇は続くのでしょうか。 実際にこの上昇を支えているのは、S&P500のうち7銘柄であり、今年のS&P500の12%上昇に寄与した銘柄は、Nvi...