世界的に株価が下落しています。
21日の米株式相場は続落。新型コロナウイルス禍で最初に市場が動揺した約2年前以来、最悪の週となった。一部の企業決算の弱さを受けて荒い値動きとなり、金利先高観が投資家を神経質にする中、ハイテク株が売りを浴びた。
bloombergより
ネットフリックスの決算発表があり、純利益は増加したものの、3カ月間の会員の純増数は4四半期ぶりに800万人を超えたが会社予想に届かず、先行きへの警戒から株価が20%超下落しました。これをきっかけとしてか、巣ごもり需要に牽引されてきたハイテク株関連へ警戒感が波及しました。
NASDAQは週間で7.6%下落(S&P500は5.7%)し、11月に付けた最高値からは14.3%下落し、いわゆる「調整局面」に入りました。来週はアップルや電気自動車大手テスラ、マイクロソフトなどが決算を発表することや、FOMCでさらなるタカ派(金融緩和引き締め強化)の動きがあるのではないかとの警戒感から、今まで緩和資金に持ち上げられていたと言われるハイテク株が、軒並み調整局面入りしました。
まだ指数も10%の下落ですが、世の中にはレバレッジETFというものがあります。特に有名なのはS&P500の3倍の値動きとなるSPXLと、ナスダックの3倍の値動きとなるTQQQです。
SPXLは直近の最高値(1/3)から23%の下落、TQQQは直近の最高値(11/19)から36%の下落となりました。大抵、相場下落時は「安全資産?の円」が買われることもあり円高になるため、円高効果も含めた日本円換算での下落率はもっと大きくなります。
TQQQに関しては、あと少し下振れすると
資産が半分。
になってしまいます。泣
もちろんレバレッジは良い時は3倍で成長してくれるので、良いところ・悪いところ、むしろ株式指数は上昇し続けるという仮定のもとでは
理論上、レバレッジがリターン最大。
となるのですが、やはり精神衛生上良くないですし、ゆくゆくはどこかの任意のタイミングでキャッシュ化しなくてはいけないので、谷が深すぎると、いくら統計上平均回帰だからといって、谷から戻ってくるのに時間がかかってしまっては意味がありません。
そういう意味では、私はレバレッジは向かなく、±10%、悪くても±20%で納まる普通の株式投資の方が良いですね。
FOMC前くらいに底打ちしてくれると嬉しいのですが。