マッスルメモリーという言葉を知っていますか?
ネットで検索するといろいろな情報がありまして、正確なものはなにか正直分かりません。調べてみると、一度筋トレしておけば、それまで全然筋トレしていなかったより、筋肉が付きやすい、というもの。まさに「筋肉の記憶」です。
私が数年前になんとなく知ったのは、これに尾ひれが付いた話なのかも知れませんが
30歳時点の筋肉量が、それ以降の筋肉量の基準となる
という説です。つまり、30時点でしっかり筋肉付けておけば、それ以降、その筋肉量がを体が覚えていて、普通の人よりも容易に筋肉が付きやすい=代謝が上がってダイエットしやすい、というものです。
というわけで、私も今後の人生のためにせっせと筋トレをしているわけです。
過去にもブログで書いたことあるのですが、20代前半に一度とても太った経験があります。原因は試験勉強(アクチュアリー)があり、運動よりも勉強!という時代だったことに加え、サラリーマンになると経験する「平日に当たり前に飲みに行く」文化にどっぷり浸かってしまったからです。
正直、それまでは「肥満」という言葉とは全く無縁で生きてきました。中学、高校、大学とスポーツをがっつりやってましたし、大学はサークルでしたけど、田舎だったことからバイトも比較的ガテン系が多かったので、むしろ食べないないとどんどん痩せ細っていくという環境でした。
それが社会人になって変わってしまいました。学生時代は大盛を頼んでも消費するタイミングがあったので溜め込むことはなかったのですが
もうカロリーを使うタイミングがない。
また、当時に自分の体質を考えて分かったのですが、私はアルコールで太りやすいんですよね。そのうち、「食べなければいいんだ!」と飲んでばっかりいる時期もあったのですが、それでも太っていく。笑
液体でも結構カロリーあるんでしょうか?「ご飯死ぬほど食べてお酒全く飲まない」より「ご飯ほとんど食べないで毎日一杯程度酒を飲む」ほうが太ることがわかりました。
というわけで、あれよあれよとスーツが着れなくなり、学生時代のジーンズなんかも履けなくなり、挙句の果てに働き初めて3年もしないうちに健康診断に引っかかってしまいました。
運動は嫌いではないので、週に10km程度のランニングを半年続けましたが、不思議なもので体重は増えていく一方でした。
肥満に加えて困ったことが生じます。もともと腰が悪かったのと(年一回ギックリ腰になるのは恒例)、デスクワークで人生で初めて「肩こり」というものを経験しました。「肩こり」はどんどん酷くなって、起きているだけでも肩に違和感があって「吐き気がする」という状態に。
色々調べていくうちに、筋肉を付けて代謝をあげたほうがいいという話と上記のマッスルメモリーの話を聞き
やばい。30歳までに健康にならないと!
と一発奮起したという話です。
まずは筋トレから開始。当時の分析から導き出した持論なんですが、やっぱりランニングとか家での腕立てくらいでは、筋肉が大きくならないんでしょうね。というわけで、ジムと契約。お金かかるパーソナルトレーニングではなくて、普通の月極です。メニューはターザンとかネットで調べて、自分で考えました。それから一年くらいは、筋トレ特集とかあると、なんでも買ってましたね。一周するとどの雑誌も内容が一緒だと分かったので、今では全く手を伸ばさなくなりましたが。
食生活やアルコール生活も特に見直さす、半年くらいで効果が出てきました。
筋肉は脂肪より重いということで、一度体重が増えたのですが、その後は段々と減少。半年で10kgほど落ちました。筋肉で矯正されたのか、定期的な全身運動が良かったのか、あれほど酷かった腰痛も肩こりも治りました。
ただ腰痛はもともとの体質もあって、仕事が忙しい時(1日中緊張している)や、あまり運動できないときは、痛みというわけではないのですが、衝撃が来たら「骨がズレる」という感覚が出てきます。たぶんこれがぎっくり腰一歩前の状態なのでしょう。そうなっても無理せずストレッチや運動を続けると落ち着くことも分かりました。
コロナでジムが2ヶ月ほど使えなかったとき分かったのですが、私の傾向として、まず体重が落ちて、その後体重増えます。理由は、まず筋肉が落ちて、そのあとの均衡点を超えると脂肪が付いてくる=体重が増える、というサイクルがあることが分かりました。ですので体重が落ちたからと油断しないで(=筋肉が落ちて代謝が下がる)、運動をしながら一定の体重を保つことが重要です。
緊急事態宣言下に新しく得た”気づき”についてでした。