エヌビディアを中心にAI銘柄の爆騰と、蓋を開けてみれば円安が進行した2024年が終わりました。
S&P500は一時、トランプ相場を背景に節目の6000を超える場面もありましたが、年末にかけて失速しました。しかし、年間で24%(配当込みは25.0%)上昇と素晴らしい年となりました。2023年も配当込みで26.3%とのことでしたので、2年連続で20%上昇となりました。
為替(ドル円)も、年初は米国の利下げと共に円高に振れる予想がほとんどで、概ねどの運用会社も130円台(ゴールドマンサックスのみ150円)を見込んでいましたが、結局157円で着地しました。年初が141円スタートでしたので、円安効果だけでも10%程度外貨建てのリターンには上乗せされました。
さて、円建てのパフォーマンスを見てみると、S&P500は40%のプラスリターンになりました。ナスダックは45%、先進国株は35%のパフォーマンスでした。
日本株(日経平均株価)も年初は勢いがありましたが、年後半から失速し、結果20%のリターンとなりました。20%のリターンでも凄いですが、海外株、加えて円安も考慮すると目劣りしてしまいます。
さて、そのような市場環境下、自分の運用実績は
+1600万円
でした。
頑張りました。2年連続20%成長の複利効果の賜物です。
一方で、年後半から米国の株価下落・金利低下を見込んで米国超長期債をひたすら仕込んでいましたが、結果的に株高・金利上昇で
予想するって難しい。
とあらためて感じました。外国債券は、以前から仕込んでいた中期債のインカムと円安効果で何とか救われました。超長期債も円安と金利上昇のキャピタルロスがトントンで終わり、深い傷を負わずに済んでよかったです。
8月5日の下落局面で、それまで貯めていた資金を一部株式、一部ドル買いですが、一気に投資したのもパフォーマンスの底上げになりました。
さて、このブログの少し前の記事でもまとめていますが、今年(2025年)はS&P500予想で10%程度の株価上昇が見込まれているようです。
ちなみに、S&P500が20%上昇した次の年は「比較的上昇しやすい」という過去データがあり、勝率は80%かつ平均で10%上昇しているとのことです。
為替(ドル円)に関しては、昨年とは打って変わって、150円~140円後半が過半を占めるようになりました。個人的にも横ばい(145円~155円)で推移するのではと思っています。
ただただ、この2年間を見てきても、運用会社の予想は目安であって
当たるものでない。
ということは散々このブログでも検証してきました。結論としては耐えられる範囲でリスクをとっていくしかないですし、逆を言えば今のポートフォリオでは1600万円マイナスになってしまう可能性を持っているということですから。
さて、1年前と比較して利下げも進んで金利環境も変わって来ましたし、この正月休みでポートフォリオの見直しを考えたいと思います。