このブログでもたびたび取り上げているマイケル・バーリ。映画「マネー・ショート」を見てから、ミーハーに追っかけています。笑
今日はこの記事の紹介です。
「世紀の空売り」投資家、テスラ下落に賭け-80万100株対象プット
ヘッジファンド投資家で世界的な金融危機を見越した取引で成功したマイケル・バーリ氏は、イーロン・マスク氏率いる米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株価が下げる方向にかなり賭けていた。
バーリ氏が創業し、最高経営責任者(CEO)を務めるファンド運営会社(サイオン・アセット・マネジメント)が米証券取引委員会(SEC)に17日提出した株式保有報告書「フォーム13F」によれば、同社はテスラ株80万100株に対するプットオプション(売る権利)を3月末時点で保有していた。
bloombergより
タイトルでは「空売り」と記載していますが、正確にはプットオプションだそうです。プットオプションは記事の内容のとおり、”売る権利”を保有します。”売る権利”とは契約の相手方とあらかじめ”相手方に対して○円で売る”ことです。
ですので、実際の株の価格が一定額以上に下がった場合、権利を行使することで、市場価格より高く売ることができます。(逆に株価が上昇した場合、権利行使価格=安い価格で売ることになり、無駄になるので権利を破棄します。)
実際にマイケルバーリが権利を行使してテスラ株を売却しても意味がないので、価値が高くなったプットオプションを誰かに売るか、契約の相手方に買い取ってもらうかして益出しします。
まさに映画「マネーショート」でもあったように、住宅証券価格の下落に賭けて、リーマンショック(サブプライムローンショック)時に大金を稼いだ方法と原理は同じです。
いずれにせよ有名な投資家がテスラの下落に賭けているということで、今後のテスラ株の動向に注目です。