生まれて初めて確定申告をしました。

金融知識

タイトルどおり、生まれて初めて確定申告をしました。

私は「いち社畜」なので、源泉徴収でことが足りるのですが、ふるさと納税を間違えて6自治体以上申し込んでしまったことと、一回くらい経験しようかと思い、確定申告を行うに至りました。

ちなみに

確定申告するから会社で源泉徴収出さなくていいでしょ。

と年末に余裕をぶっこいていたら、周りの人に「会社の源泉徴収票使うと早いよ」と言われたので、会社でも源泉徴収は済ませておきました。やはりアラサーともなると、周りでは家を買い始める人が出て来まして、いわゆる「住宅ローン控除」を受けるために確定申告を経験した猛者たちがいるわけです。

さて、書類を揃えて意気込んだところ、「コロナだから税務署にむやみにくるな」ということで、必然的にスマホで確定申告ができる「eTAX」を利用しました。

結論を言うと、日ごろから”手続き”というものを「とりあえずやってみよう」の精神でこなしているせいか

すさまじく大変

でした。結局、会社でコピーしてきた源泉徴収票や、ふるさと納税の寄付金受領証明書を手元に用意したのですが、提出するどころか写真を撮ることもなく、数字の入力だけで終わったことはとても感動しました。

なにが私をそんなに困らせたかというと

  • e-Tax
  • マイナポータルアプリ
  • 公的個人認証サービス(JPKI)アプリ

という3つのソフトを駆使する必要があり、e-Taxはブラウザ上で動くソフトの一方で、他二つはアプリのダウンロードが必要と統一感がないうえに、都度都度e-Taxから適切なタイミングにそれぞれのアプリに飛ばなくちゃいけないと、途中でどこに進めばいいか分からなくなり、何度最初からやり直したことか。

マイナポータル
公的個人認証サービス(JPKI)

後は自分の税金の知識が乏しかったのも要因です。

全体の流れとしては

  1. マイナポータルに登録(マイナンバーと携帯を紐付け)
  2. e-Taxからマイナポータルを経由して接続
  3. 住所等の個人情報を登録
  4. 給与収入や所得控除額(給与所得の源泉徴収票※)の入力
  5. ふるさと納税等の入力
  6. 公的個人認証サービスで保護?して送信

という、振り返ってみると至って簡単な手続きです。(※会社で年末調整しておくと貰えます。これがないと自分で生命保険料控除等を入力しなくちゃいけないようです。)

私が一番手こずったのは「あれ?生命保険料控除や小規模事業主掛金控除はいつ入力するんだろう?」という疑問が湧いてしまい、調べるのに数日かかりました。結局は「所得控除の額」に含まれており、独身ならば「社会保険料控除(小規模事業主掛金控除含む)+生命保険料控除++基礎控除(48万円)」がこの「所得控除の額」に相当します。

つまり会社で年末調整していれば、「支払金額(総給与額)」と「所得控除の額」の2つほどの入力だけで、会社で年末調整した分の入力は終わるということです。最後は不安に駆られて、変な漏れがないか、国税庁の所得税率表等を見ながら電卓で計算しました・・・。修正申告なんかしたくないですからね。

申告書B

結局はこの申告書Bというものを作成していくプロセスなのですが、最後に出来上がったものを確認すると、生命保険料控除や社会保険料控除の欄が「ゼロ」になっていて(結論は「所得控除の額」で既に考慮済なので記載不要)、「え?どっかで入力漏れた?」と何度戻ったことか。入力不要ならば斜線がでるようにしてくれればいいのに。

慣れてしまえば、特に帳票の写真を撮ったりすることもなく、ふるさと納税で「自治体名」と「ふるさと納税額」を入力していくだけなので、30分もあれば終わるかと思います。

また、確定申告をして初めて知ったのですが、ふるさと納税を確定申告した場合、還付金が発生するんですね。長年「ワンストップ申請」をしてきた自分としては、「ふるさと納税額-2000円」は全て6月以降の住民税から控除されるという認識だったのですが、確定申告の場合、「還付金」と「住民税からの控除」と両方発生するようです。なお、合計額は一緒とのこと。

「さとふる」より

まだまだ世の中知らないことばかりですね。しかし、本当に書類の写真等を送らなくて大丈夫なんですかね?マイナンバーで、各自治体・税務署とも統一的に管理しているから良いとか?だったら凄い楽ですね。

今年苦労した分、来年はスムーズにできそうです。

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