大統領選挙ではバイデンさんが有利に進んでおり、新型コロナウイルスもファイザーやモデルナのワクチン開発が進んでいるという報道のもと、11月に入ってから株高で推移しています。
ちなみに10月の中旬頃に、”大統領選挙では暴落は起きない”と予想していましたが、終わってみるとS&500が3200ほどまで約10%程度下がった程度で、無事下落幅まで的中することが出来ました。少しS&P500連動のETF(VOO)を底値で買い増せたので、良かったです。
さて、なんだかんだ2020年もあと一か月となりました。最近のニュースでも出てくるのが2021年の株価予想の話。
まずは2020年を振り返りたいと思います。年が始まった頃はコロナウイルスが世界に蔓延するなんて誰も思わなかったので、年初の予想は置いておきます。概ねコロナが落ち着いた2020年8月頃の予想を参照すると、このまま3600ポイントで推移するのならば、ゴールドマンサックスの予想が一番近い結果になりそうです。
他の運用会社は3000~3300の予想だったので(以下の記事参照)、今のところは実績が予想を上回っていることになります。まだ今年も1ヶ月ありますし、何が起こるか分かりませんが・・・。
さて、本題の2021年末の予想です。ブルームバーグの記事によると、モルガンスタンレーのS&P500の予想は3900ポイントのこと。現在の3600から約10%の上昇です。ただし、ドルが4%下落(円が4%円高)ともあるので、円建だと5%ほどの上昇になりそうです。
モルガン・スタンレーのストラテジストは「V字型」の景気回復と新型コロナワクチンに関する状況の明瞭化、継続的な政策支援を予想し、これらが来年の株式およびクレジット市場に有利な環境をもたらすとみている。
(略)モルガン・スタンレーは一直線の相場上昇は予想せず、冬季の新型コロナ流行が想定以上となることや長期的な緊縮財政の復活をリスク要因に挙げた。
2020/11/16 bloomberg
同様にゴールドマンサックスも強気で、2021年末予想は4300ポイントです。新型コロナウイルスのワクチンが幅広く行き渡って、加えて追加経済対策の実施により、力強く経済が回復するというシナリオを想定しています。さらに、2022年末は4600まで到達すると予想しています。
The index has risen 9.2% since Oct. 30, in a rally led by value stocks over growth. Investors have recently gotten a jolt of optimism that a Covid-19 vaccine will be ready for use this year and widely distributed throughout 2021.
2020/11/11 Barron’s
このような強気相場の予想が出ている反面、ここ一週間ほどでコロナ感染の再拡大が確認され、あっという間に4~6月の雰囲気になってきました。さて、今後どうなっていくのでしょうか。