2026年の株価予想。

運用実績

2024年もこの時期がやってきました。各運用会社の来年(2026年末)のS&P500予想が出てきました。今年も残り半月ほどとなり、一時大きく下落する場面もありましたが、現在は年初来で18%上昇で推移しています。

2023年も23%上昇、2024年も23%上昇となっており、このままいくと3年連続2桁上昇です。正直今年はそんなに期待していなかったので(むしろ跳ね返りが怖い)、予測の難しさを実感した1年となりました。

一方で1年前の運用会社の予想はS&P500予想は6400~7000のレンジで平均が6700でしたので

予想が当たった

ということになります。

さて2026年は、人工知能(AI)の進歩、堅調な企業収益、そして米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げの可能性といった要因に牽引された持続的な成長を予測しています。一方で、高いバリュエーションや経済的リスクなど、潜在的な市場の逆風についての警戒もあるようです。

ドイツ銀行(Deutsche Bank)が最も強い予想を示しており、堅調な収益と自社株買いに支えられ、17%の潜在的な上昇を予想しています。JPモルガン(JPMorgan)もFRBがより積極的な利下げを行えば、8,000に達する可能性があるとしています。

2025年に続き米国の利下げのペースが鍵になるようです。実際、12月も利下げとなると2025年は3回の利下げを行ったことになり、1年前の運用会社の利下げ回数予想と一致します。逆に2024年は年内6回の利下げ予想でしたが、結果は4回(2024年9月は0.5%引き下げ)と予想を下回ったことから、株価の上昇を予想できませんでした。(S&P500予想4800に対して6000で着地)

さて、ゴールドマン・サックスは2026年の利下げ回数を「2回(3-3.25%)」と予想していますし、FEDWATCHでもメインシナリオは2回(年内1回分を除く)のようです。

The Outlook for Fed Rate Cuts in 2026
Goldman Sachs Research forecasts two more cuts from the Fed next year, leaving interest rates at 3-3.25%.

また歴史を振り返ると、年内に15%以上下落し、その後年末に向けて二桁%上昇した場合、翌年の上昇率は

100%

とのこと(しかも過去は20%近い上昇率)で、4年連続でこんな強気相場になってしまうのかと逆に不安になってしまいます。

なお、強気相場は平均的に 約2.7年から約4.9年継続し、強気相場中の平均累積リターンは約112%〜177%と報告されています。

そもそもマーケットは予想できませんし、「不安の中で相場は育つ(強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、陶酔のうちに終わる)」とも言いますし、期待せずにポジションだけ取って構えておきましょう。

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