タイトル通り、ホームベーカリーを修理した話です。結論から言うと普通のドライバーと、中華製のベルト300円ほどで修理できました。時間も1時間くらい。後述しますが、配線が外せなかったので結構無理くりネジを外したり付けたりしたので、結構重労働でした。
話は逸れますが、結構修理系の記事は長らく読んで頂いているんですよね。2019年にニトリのタンスを修理した話も累計1万pvにもなります。もう5年以上前なのに今でも週に20人~30人がネットの海からこの記事を見つけて頂いてます。

さて、今回修理したのは「siroca SHB-722」という型です。調べてみると2015年発売なんですね。

上京して一人暮らしするときになんとなく購入して、コロナ禍のときは暇だったんで毎週パン焼いてました。amazonで調べると、今でも18,000円で新品が売られていました。ホームベーカリー機能をフル活用するわけでもなく、結構重労働な「こねる」機能やヨーグルトを作れる機能を活用していました。
最近もパン作る熱が出てきたので何気なく使っていたところ、ホームベーカリーの下から黒い”カス”が出てくるようになりました。最初は「昔パンを焼成までしていたときの焦げが今となって落ちているのかな。」と思っていたのですが、ある日突然モーターは回っているのに、羽が動かなくなりました。

調べてみるとベルトが劣化していることが原因ということが分かりました。意外とネットの皆さんは自前で修理しているということで、自分もやってみることにしました。ちなみに開いてみたときのベルトの様子がこちら。もうぼろぼろです。このベルトのカスが落ちていたわけです。

ちなみに購入したベルトはこちら。siroca公式サイトではベルト部品単体での販売はなかったため、ベルトの規格が100S3M525G(ベルト10mm幅/山3mmピッチ/長さ525mm)のものを探して購入しました。画像のものは幅が8mmでしたが、ネットではもっと幅の狭いものを付けている人もいたので大丈夫だろうと購入しました。失敗しても300円なので。


さて、ここからは実際の修理の工程です。まずは表面に見えているネジ7個を外していきます。

この横のネジ2個も忘れず外します。

そうするとスイッチパネル部分が外れます。

「外れます」と簡単に言いましたが、ここが結構大変でした。なかなか外れず「ここにもネジがあるのか?」と半信半疑に力を入れていましたが、結果的には爪がしっかりかかっていただけで、最後はマイナスドライバーで無理やり外すことになりました。

スイッチパネル部分で隠れていたネジも外すと黒いフレームがごっそり取れまして、基盤部分が見えてきます。次に釜部分のネジを外します。底に見ている4つのネジです。

釜のネジを外すともちろん釜が動くようになるのですが、配線も付いていているので、ごっそり釜を外すことはできません。基盤部分から一度配線を外そうと思いましたが、けっこう力を入れても外れる気配がなかったため、配線は外さず(その代わり切れないように)作業を進めることを心に決めます。

こんな感じで釜を絶妙に動かしつつ、基盤部分と本体部分のネジを外していきます。

無事、基盤・モーター部分のネジを全て取り終わった後の状況です。釜は画像上のほうに配線で繋がったままの状態です。

ベルトを外す前と外したあとの画像です。


ベルトを付けていきます。ネットでは「マイナスドライバーでうまくスライドしていけば」と書いてあったのですが、実際のベルトはカッチカチのプラスチック素材なので、伸びる気配がありません。途方に暮れていると、モーターを一度外せる雰囲気だったので(ネジ3つ部分)、一旦モーターを外した後にベルトをセット、その後モーターを付けなおすという順序で無事ベルトを装着することができました。

あとは粛々と逆の作業を行います。油断して配線を切ってしまわないように注意です。全体的に無事修理が完了しました。若干、スイッチパネルを外すときにマイナスドライバーをぐいぐいしてしまったので跡が残りましたが、300円で直るのならば十分です。
