コロナショック等いろいろあった2020年もとうとう終わりに近づきました。一年前の今頃は、「米中問題収まれ!トランプ黙れ!」と思っていましたが、まさかこんなウイルスが発生して、それでもってこんなにマーケットがV字回復すると思っていませんでした。
12月25日の段階で、S&P500は15%、ハイテク株指数のNASDAQは43%上昇しました。
YTD | |
NYダウ | 5.8% |
S&P500 | 14.6% |
NASDAQ | 42.7% |
Apple | 79.8% |
Tesla | 691.0% |
さて、来年はどんな年になるのでしょうか。そのような中、CNBCの記事で「ウォーレンバフェットが投資を学ぶ上で薦める4冊の本」という記事がありましたので、日本語にまとめました。
Security Analysis(証券分析)
コロンビア大学のビジネススクールのグラハム教授の著書です。バリュー投資の父とも呼ばれています。まさにウォーレンバフェットはこの本を読んで、グラハムに師事するためにコロンビア大学に入学しました。また、グラハムの教え子の中で唯一”A+”を付けたのがウォーレンバフェットだった、とも言われています。
Intelligent Investor(賢明なる投資家)
ウォーレン・バフェットが2013年のパークシャ・ハサウェイの株主に向けた手紙でも「この本を買ったことで、私の人生が変わった。(my financial life changed with that purchase [of ‘Intelligent Investor’],)」と記しています。こちらの本も、バリュー投資に関する内容です。
また、手紙では「私と同じような投資をしたければ、この本を買うことが一番(all the investments I ever made, buying Ben’s book was the best (except for my purchase of two marriage licenses))」と言っています。
The Money Game
”The Money Game”は1968年に出版された本です。著者のGoodmanが株式市場がゲームのようだと表現し、1960年代の狂乱のウォール街を描いています。バフェットは「”The Money Game”は、その驚くべく示唆で、当時のことを表現している。」とウォールストリートジャーナルの取材に答えています。
Supermoney
1972年に出版され、1970年代の株式市場およびバフェット自身の経歴ついても言及しています。
またバフェットは、「この本は、まるで1956年10月8日にDon Larsen(New York Yankees)の功績と等しい」と語ったほどです。(Don Larsenがこの日、ワールドシリーズで完全試合を達成)
上の4冊のうち、Security Analysis(証券分析)とIntelligent Investor(賢明なる投資家)は日本語訳が出ています。