ここのところ、過去問だけじゃなく、いろいろ疑問になったところをじっくり調べるようにしました。
CMA(証券アナリスト)は良く分からなくても、暗記しとけば大丈夫!という感じの試験だったので、当時は曖昧なまま突き進んでいたのですが、CIIAは「説明せよ」という形式の問題が多いので、改めてちゃんと理解しておこうと思います。
まずは「先物取引」と「先渡取引」の違い。どちらも将来、決めておいた価格で取引するもので、私自身、先物は貨幣で、先渡は「渡す」から現物(金とか小豆)かなぁ~くらいに思っていました。
先渡 | 先物 | |
取引場所 | 相対取引 | 取引所取引 |
取引対象 /満期日 | 自由 | 標準化 |
決裁タイミング | 契約満期日 | 日々値洗いし、評価損 の拡大に応じて証拠金 積増し。 差金決済も可能。 |
デフォルトリスク | あり | なし(証拠金) |
大きな違いは、
・取引所取引か
・証拠金を積み増すか
といったところでしょうか。
先物の仕組みを知らないとできない問題が過去に出ていて(2017年3月)
金先物の価格は1オンスあたり取引開始時点の1285ドルから、1279ドルに低下した。当初証拠金の残高を計算しなさい(200オンス購入)。
※当初証拠金の金額は4000ドル、維持証拠金の金額は3000ドル
6ドル×200オンス=1200ドル下がる。そうすると、当初証拠金が2800ドルに減少し、維持証拠金を下回るから、きっと証拠金を払わなきゃいけないんだな~と思うわけです。
証拠金に種類があると知らないもので、「維持」証拠金という名前から、きっと維持証拠金(3000ドル)まで追加するんだ!200ドル追加だ!(維持証拠金まで戻す!)という感じでしょうか。FXやってる感じで(FXことないですが)。
解答をみると
この残高は維持証拠金を下回っている(2800<3000)ので、当初証拠金の金額まで戻す必要がある。そのため、1200ドル差し入れる必要がある。
そのルールしらん・・・。またひとつ賢くなりました。実際の信用取引でも、当初証拠金や維持証拠金という概念はあるのでしょうか。