苦しかった2022年も終わりました。ベンチマークとしているS&P500は年初から一度も復活することはなく、「今度こそ底か?」と言われながら、だらだらと下落を続けました。結局、年間の下落率は19.4%とこれも08年(38.5%)以来の大きさになりました。
インフレの影響で株価だけでなく債券価格も下がり、株式と債券は28年ぶりの同時安となりました。
円ベースで見てみると、円安の影響で外国株価はマイナス6~7%で推移しました。日本株は、TOPIX(配当込)がマイナス4%の一方、日経平均(配当込)はマイナス9%で推移しました。
さて私の2022年の運用結果はというと
マイナス200万円。泣
配当で20万円ほど入ってきましたが、キャピタルで220万円ほどやられました。マーケットが良くなかったの一言です。2022年が始まった1月~3月頃は少しずつ株式を買い集めていたのですが、かなり円高が進んできた=買っても肝心の株式がドルベースだと大して買えないということ、債券の利回りが高くなってきたことから、途中から必死に債券を購入することになってしまいました。
長期投資目線なので、基本ワンチャンを狙ってはおらず「毎年5%くらい増えたらいいなぁ」をコンセプトに10年後に2倍(10年で2倍ならば年率7%なのですが。)になることを夢見ているので、債券が4%で回ってくれるのならば、それに越したことはないですからね。
というわけで債券は、残存期間平均3年程度で利回り4.3%(持ち切れば4.3%確実※為替リスク除く)で保有しています。問題は為替ですね。長期的には円安に傾くと思っているかつ外国金利を享受していけば為替差損をカバーできる(4%を2年間持てれば、足元130円から120円まで下がっても損益はトントン)というように考えているので、一旦はリターン追求で考えています。
1月~3月の株式(VOO)は115円程度で買いに行ったのですが、債券は144円台で掴んだのも多いので(こんなに早く130円前半まで戻るとは)、為替リスクもヒヤヒヤしています。
2023年はどんな年になるのでしょうか。ざっくり色々な記事に目を通した感じですと、前半はいまいちですが利下げが意識される後半は神風が吹くのではないか、と言われています。やはり投資は「いつ吹くか分からない神風に乗る」ことが一番重要です。
コロナでやばいと言っていた2020年も16%上昇しましたし、29%上昇した2019年、27%上昇した一昨年(2021年)の3年間で考えれば株価はほぼ2倍(S&P500で言えば2500から4800)になりました。今、ここから2倍になってくれると、とても懐事情が安泰になるのですが。
年初は5000は確実と言われていたS&P500も、結果こうなると予想していた人はほとんどいなかったかと思います。結局、上も下も誰も予想できないのが良く分かった一年でした。結論は臨機応変に対応していくか、粘り強く市場に残る(おかげで4%で回る債券を手に入れましたし)しか道はないんですね。
しかしテスタさんはこの相場でも過去最高利益を記録ですか。凄い。