定期積立(ideco・THEO)の運用実績(2022年4月末)

定期積立

毎月12,000円積立てているidecoと、毎月30,000円積立ているのTHEOの運用実績を確認していきたいと思います。

2022年4月のマーケット

米国場は、5月4日のFOMCで金融引き締めが加速するとの見方から長期金利が大幅に上昇したことや、中国の新型コロナウイルス対策の都市封鎖(ロックダウン)により世界経済の減速懸念が高まったことなどを受けて、下落しました。

米国の10年国債利回りは、パウエル議長を含むFRB高官がインフレ抑制のため金融引き締めに一段と前向きな姿勢を示したことで、市場では予想を上回るペースで利上げを見込む向きが増え、大きく上昇しました。

一方為替は、4月下旬に指値オペを実施したことから、一段と日米の金利差が拡大したことから、円安が進行しました。

米国株、特にS&P500は今年に入って13%下落しました。泣

一方で、4月後半にから一気に円安に進み、為替差益が年初来で12.5%となり、結果として米国株(S&P500)は円建てで小幅なマイナス(△1.28%)に留まっています。

ideco

idecoは投資開始来で、先月の12.27%から9.86%に下落しました。比較のため、外国株式の半分は為替ヘッジ付にしているので、今回の円安は享受できなかったことが下落の要因です。

THEO

ロボアドバイザー投資のTHEOは、先月の20.41% から19.04%にわずかながら下落しました。株式も債券も下落していますが、円安の恩恵です。

参考に、めったに見ないドルベースで見てみると、収益率は1.59%。いつ含み損になってもしょうがない水準です。泣

さて、THEO様の投資動向を確認していきましょう。前月と比較して株式が2%減少・債券が2%上昇しました。概ね株価時価が下落した影響でしょう。

個別のスタイルでは、中期の米国債から社債へのシフトがありました。運用会社のレポートによると「コロナ後は金融緩和で利回りがなかったが、最近は正常化してきた。」とのことで、金利上昇(債券のキャピタルがマイナス)に対する対応策ということでしょうか。

社債投資において利回りによるインカムはリターンの重要な要素ですが、ここ数年間ほとんどの期間において、量的緩和政策の影響により利回りが低水準に抑えられてきました。しかし、現在の利回りは、株式配当に引けをとらないほど魅力的な水準へと上昇しています。

米国では、S&P500株式指数の配当利回りが約1.4%であるのに対し、米国投資適格社債は約3.5%の利回りを提供しています。これは、2018年後半以降で、社債利回りに最大の「プレミアム」が乗っていることを意味しています。

Schroder Investment Management 10のチャートが示すクレジット市場の投資機会

5月のFOMCはそこまで大きな波風が立たず通過することが出来ましたが、パウエル議長が言うように、あとこのようなイベントが複数回待ち構えています。(あと2・3回は0.5%という幅での利上げがあり得る。)

「すでに市場は織り込み」ということで、早く上向いてくると安心なのですが。

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