定期積立(ideco・THEO)の運用実績(2023年4月末)

定期積立

毎月12,000円積立てているidecoと、毎月30,000円積立ているのTHEOの運用実績を確認していきたいと思います。

2023年4月のマーケット

米国株式市場は、3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が5.0%(市場予想5.1%)となり、9カ月連続で鈍化したことで米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ打ち止めが近いとの見方が強まったことなどから底堅く推移しました。日本の株式市場は、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏による日本株への追加投資表明や、月末の金融政策決定会合で日銀が大規模な金融緩和策を維持したことを好感して上昇しました。

ideco

idecoは投資開始来で、先月の6.10%から6.90%に上昇しました。

振り返れば久しぶりの前年比プラスですね。先月は「前年比△7.15%」でしたから、ちょうど大底を過ぎたということでしょうか。このままV字回復してくれると嬉しいのですが。

THEO

ロボアドバイザー投資のTHEOは、先月の16.22%から21.00%に上昇しました。

株高・円安のお蔭で単月で5%近く上昇しました。ドルベースでもわずかにプラスリターンと、回復していきました。

ポートフォリオでは株式が前月比0.5%減少、物価連動資産が0.3%減少した一方で、債券比率が0.8%上昇しました。戦略別では米国中期債(VGIT)が減少した一方で、米国短期債(VGSH)の比率が引き上げられていました。

短気債比率を引き上げた理由としては、短期の利回りが政策金利(FF金利)の引き上げに伴って上昇し、今は1年利回りでも5%近くあります。本来の順イールドであれば長期の利回りほうが高いのですが、現在は順イールドであり、逆に期間の長い債券の方が利回りが低くなっています。

おそらく今回(5月3日)の利上げが最後になると思われるので、これ以上政策金利に引っ張られやすい短期の利回りが上昇する余地が少なく、イコール金利上昇によるキャピタルロスの影響もほぼないと思われます。しかし、繰り返しになりますがインカムリターンは5%が確保されているわけです。普通に考えれば、投資しない理由がありません。

一つリスクなのは、1年後にどうするか?問題ですね。5%の利回りが確保されているのは「今日買いに行く債券」の話ですから、1年後までに政策金利が引き下げられた場合、短期債の利回りもおそらく低下します。もし、また大規模金融緩和があれば「あれ?5%の利回りだと思ったのに、いつの間にか1%の利回りの債券ばっかり増えている」となり兼ねなく、再投資リスクが発生します。

インデックス投資(ETFor投資信託)なんだから再投資リスクなんか関係ない、と思うかも知れませんがここで言う再投資リスクは「個人で再度売買しにいく」ことではなく「再投資でいつの間にかインデックス投資の中身が大きく変わっている」ことを懸念しています。

ここまで言っておいてなんですが、THEOはプロによるラップ運用なので「短期債ETFの魅力が無くなったら他のETFに換えてくれる」ことを期待して(その分高い信託報酬を支払っているので)、大人しく経過を見ていきたいと思います。

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